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地球からたった14光年! 最短距離の地球型惑星を発見

宇宙の広がりからすれば14という数字は小さい。宇宙の資産を140億円としての(宇宙の端っこが140億光年という意味ではない)、たったの14円という話だ。

しかし、人間が光速を『たった』と評するのはまだ早いように思われる。人類にはまだマッハ(音速)の方がお似合いなのだ。その程度の科学技術である。

例えばウルトラマンの飛行速度がマッハ5だったり、15だったり。マッハは、0.343km/s だから、ボイジャーはマッハ58(20km/s)であり、これが人類が生み出した最大速度である。ちなみに、これは光速(300000km/s)でいえば、0.00006 光速である。光速を時速300km(新幹線)とすると、時速18mである。カタツムリがおおそ6m~48m/h。

ハリウッドが人類史上最速と売り出したヒーロー The Flash でもその描画を見る限り、光速というより音速である。

スタートレックでは、光速は超えられるし、Mであったり、ボーグは連邦のテクノロジーを超えて早い。それでも光速というよりは、亜空間飛行であったり、ワープ航法であるから、ちょっと光速という足枷は非常に重いのである。

14年でたどり着ける星に、さて、5年で行けるようになるか。ちなみにコロンブスのアメリカ探検は、3か月で到着しているし、マゼランの世界一周は、3年である。プラネテスでの火星は確か片道2年。ヤマトも一年である。

14年も閉じられて空間で、外壁の外は暗く、人類の生存を許さない、絶対零度+0.1の世界。1平方mあたりに存在する粒子の数はほんの数個、真空から生み出されては消える粒子があるとはいえ、それはほとんど対消滅するのである。

そのような空間に閉じ込められて人間は正気でいられるだろうか。これはかなり難しい。それはほとんど不可能である。

すると可能な航行としては、狂う前に寝かしてしまえ、とばかりに医療システムで目的地に到着するまで寝かせてしまうのである。しかし、交代といえども起きておかなければならないから、誰かが狂えばちょっと希望が持てない。

しかし、そういう環境でも狂うこともなく、生きて、増えて、文句も言わない連中もいる。そう、微生物たちが。人間が劣等とか下等とか呼ぶ連中こそが、宇宙を旅するにははなはだ都合のよい生命体なのだ。

しかも小さいから多様性をもって送り込むことも出来る。もちろん、彼らはその星を調べたり、調査結果を教えてはくれないが、所詮、通信の返事が来るのが14年後なのだから、どうしようもない。

無尽惑星探査で培った能力をフルに活用して、その星の生命の有無を測定する。何もいそうになかったら、移住の始まりである。

問題はなにか炭素系生命、または他の原子を主体に組み立てられた生命が居たときはどうするかである。むやみに地球の生物を送り込むことは、大量虐殺が起きる可能性がある。

例えば、15世紀ころに大発生したペストが、他天体から送り込まれた、その星では無毒で無害な微生物で、この星への移住を目的として散布されたものではないと、誰に証明できようか。

と言うわけで、なかなかロマンあふれる未来が待っているのだが、しかし、光速は本当に邪魔な足枷であって、それをなんとか迂回しなければ、なんともかんとも、たったの14光年という人は、もう少しこの世界の広さに気づいてくれと思わなくもない。