- 物事に進んで取り組む力。 := 自発性、積極性
- 目標を設定して、確実に行動する力。 := 突進力
- 現状を分析し、目的や課題を明らかにする力。 := 分析能力
- 相手の意見に耳を傾ける力。 := 聞く力@さわ子
- 会社のルールや人との約束を守る力。 := 道徳性
- メンバーやスタッフに働きかけ巻き込む力。 := 求心力、カリスマ
- 問題解決に向けて計画する力。 := スケジュール力
- 自分の意見をわかりやすく発信する力。 := 伝達力
- 新しい価値を生み出していく力。 := 革新性
- 意見や立場の違いを理解する力。 := 調整力
当然だけれども、能力はある方がいい。所が、高すぎれば煙たがれる。マンガの主人公を見れば明白である。いずれもどれかの能力が高すぎ、どれかが低すぎる。最終的には、バランスよく、が結論である。
上司だってそう思っている。自分がコントロール可能な範囲で限りなく優秀である事。これは当然であって、コントロールできない部下の面倒を見る上司などドラマの中だけだ。
釣りバカ日誌の浜ちゃんだって、佐々木さんとうまくやれているのは結果オーライだからではなく、浜ちゃんが自分の手柄を佐々木さんの手柄としているからだろう。
孔子は何事も過ぎたれば及ばずが如しと言った。パラケルススは「すべての物質は有毒である。毒でないものは何もない。適切な用量が毒と薬を区別する。」と述べた。なんにでも致死量はある。2011年など水があれだけの命を奪ったではないか。
水の効用には色々とある。喉を潤すだけではない。傷を洗ったり、冷却したり。そもそも水がなければ生物は誕生していない。だが、同時に、津波になったり、拷問に使われるのも水であったりする。
「すべての能力は有毒である。有害でないものは何もない。適切な用法だけが才能と無能を区別する。」
能力のある人が必ず上に行けるわけではないし、上になる必要もない。組織は軍隊(官僚制度)を典型とする厳密なピラミッド(階層)構造であるが、ネットワーク型の柔軟な部分もあって、分散と集中のハイブリッドとして成立している。
閉じた内側で必要となる能力と、外部と繋がる能力は別ものであろう。これは問題解決とコミュニケーション力のふたつが求められるという事になる。そこに完璧な人などいないから、石垣のようにお互いが支え合う形で強固な力を形成しなければならない。
もちろん、自分の能力を完全に把握できる人はいないし、セルフマネージメントなど信用におけないのだから、要は身近に自分の能力を見つけ活用してくれる人が存在する事が重要だ。そういう人は幸福である。
ある意味、それが殆ど全てを占める。よって君の能力の中で一番重要なのは人の運だ。ただこればかりは壺を買った所でどうする事もできない(もし出来ると考えているなら知性に問題がある)から、除外して考えて差し支えない。