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麻生氏「武装難民来たら射殺か」=半島有事対応で

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有事の際に発生する難民について、日本単独で処理するなどありえない。隣国である中国、ロシア、韓国、日本、などが当事者となって話を進める事になるだろう。

 

難民の発生は、もちろん、長期的な紛争などによって起きるのであって、北朝鮮との戦争が長く続くとは思えない。起きても短期戦でなければならないと思う。仮に長期的な戦争状態になったとしても、挙国一致を掲げる国家で難民が10万人も発生するものだろうか。

 

戦争が始まれば軍の動員のほかに、国境近くにいる市民が避難を開始するだろう。韓国においては、陸路だけではなく、海の近くにいる人たちは海路も使うだろうし、航空機も動員するだろう。

 

韓国内だけの輸送では処理能力が足りないだろうから、日本も飛行機を提供したり、日本の空港を一部提供し、一時的に避難民を受け入れる可能性もある。また海上輸送に関してはそれを海上警護する役割を担う可能性もある。

 

一方で、北朝鮮からの避難民が海路を使用する場合はどのような状況があるだろうか。北朝鮮からは船以外の手段は取れないから、避難民の数は船の数と一致する。すると問題とすべきは北朝鮮はどれくらいの船を持っているかに尽きる。また、あの国家で難民がどれくらい発生するのか。

 

北朝鮮との戦争が起きる場合、陸上で正面に立つのは韓国だろうが、攻撃の主体はアメリカ軍になるだろう。軍事施設、ミサイル施設を徹底的に破壊することになるだろうと思われる。最初の攻撃は航空機による地上への攻撃になるだろう。短期的に決着をつける以上、狙うはただひとりの首になるだろう。まるで銀英伝のような話であるが、北朝鮮に関してはこれが正攻法の作戦と思われる。

 

麻生副総理の話は、起きうる可能性のうちの一つに過ぎない。またそれは最悪の部類の話であって、当然であるが、それに対する対応も考えておく必要はある。

 

だが、10万の難民が日本まで本当に来るのかという検証も必要なはずだ。10万という数は、2500万という北朝鮮の国民のうちの0.5%であるが、ロヒンギャの難民が陸路で2万人くらい。史上最愚の作戦であるインパール作戦での日本の戦傷者が6万人。投入されたのは約10万人。

 

つまり、ある作戦に動員した人の数と同じだけの難民が海路だけで本当に来れるものなのか。シリアやリビアからの難民が地中海を超えてヨーロッパに渡る。その数は一年で100万人を超えた年もある。それと同じ事が起きるのか。地中海と日本海の違いがよく分からない。

 

10万人を海上輸送するのは、とてもでないが、軍の作戦であってもかなりの準備を必要とする。史上最大の作戦であるノルマンディ上陸作戦が16万人を5か所から上陸させた。その準備に2年近くをかけたそうである。

 

いずれにしろ10万人というのは救出する側が積極的に活動しない限り、実現できそうにない。10万の人々がまるで元寇のように日本海を埋め尽くすようにやってくるというイメージはまずい。ちなみに元寇は4万人である。

 

難民よりも最後に北朝鮮が各地に武装勢力を解き放つ、ゲリラ戦を展開する可能性の方が高い。その一部は日本にも上陸して、市民を無差別的に死傷させる行動を起こすかも知れない。

 

北朝鮮が持つ漁船だの武装船を難民となる人々が奪えるだろうか。それよりも軍の管理下で、最後まで戦闘のために活用される可能性の方が高いのではないか。

 

もちろん、日本側はそのような状況では戒厳令を敷き、なるべく市民を海岸線から避難させるだろう。少人数で日本に上陸しようとする人たちを発見するために。

 

海上保安庁が中心になって漁船も動員して沿岸上に監視システムを構築するだろう。小型の潜水艇が来る可能性もあるが、まぁ対策はされるだろう。もちろん、北朝鮮の100隻の小型船が一気に海上に押し寄せたら、それを海上だけで防ぐことは難しいと思われる。

 

それらの船は速力も強化されて包囲網を突破する能力を有する。どうやっても上陸を完全に阻止することは難しい。それについてどう対処するか、もちろん、自衛隊だけでは対応できない。

 

つまり、麻生が言いたいのは、あらゆる状況を考えるならば、市町村を中心として警察、自衛隊海上保安庁だけでなく、そこに住む市民も巻き込んだ行動指針みたいなのを策定しておかなければ、有事の際の北朝鮮からの上陸作戦には対応しきれないのではないか、という指摘だろう。そのように理解できる。

 

早い話が、もし武装した北朝鮮の兵士が10人、どこかの漁村に上陸したらどう対処するのか。対馬五島列島はかなり高い可能性があると思われるが、それらはあらかじめ決めておかない限り、有効な対抗手段が取れない、という話である。

 

麻生という人はあの年にして言いたい事をきちんと言語化する能力が劣っていると思われる。話せば必ず通じるものだと思っているような甘さがある。そういう自覚もないから突っ込んだ話をしてしまう。たぶん気のいいお調子者なんだろう。

 

もちろん、有事における全体の趨向からすれば、これは些細な話なのである。本筋はアメリカ海軍、韓国軍、日本の海空軍の連携にあって、更に言えば、最大の焦点は、如何にミサイルを打たせることなく、政権を打破し、如何に迅速に戦後処理を進めるかであろう。

 

それを考えるとき、中国の役割は非常に大きい。戦後処理の主体は中国が担うべきと考える。王朝なきあとの政権、おそらく北朝鮮の軍部が中心となるだろうが、に対しては有力なアドバイザーが必要だろう。北朝鮮を孤立させないためにも強力な中国側がアドバイザーとして参加するのが望ましいと思われる。しばらくは衛星国家のような存在になるとしても東アジアの安定のためには必要なことではないだろうか。

 

日本やアメリカとしては北朝鮮保有する核兵器、およびICBMの廃棄、開発の放棄が絶対に譲れない点になるだろうか。そのうえで、日本は拉致被害者の返還および、国交の交渉に挑むことになるだろ。

 

幾艘かの船は本当の難民船かも知れない。だが、そういう人を救助したとしても、身体検査は行い、隔離した上で住居してもらうだろうから、武装勢力が入っていたとしても、そう簡単に暴れさせる事はないだろう。入国管理局の収容施設で職員の暴力事件も皆無とは言えないのが残念であるが、願わくば日本のアニメや漫画でオタク漬けにし豊国の快楽に溺れさせてしまうのがこの国の人道というものだ。ウォッシュレットに驚け!