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パワーアシストスーツ開発 車部品メーカーが続々参入

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すごく遅い気がする。感覚だけでいえば3年は古い。なぜこんなにも時間が掛かるのか。その原因にとても興味がある。


中国の大学では、新しい事の99%は使いもにならないそうである。だからこれを98%にするのが課題だ、とどこかで読んだ。それでもあんた、新しい事の絶対数が莫大に大きいんでしょ、という危惧しかない。

 

それはまるでマンボウ生存戦略みたいなものでしょう。一方で日本は、イヌザメの戦略であろうか。

 

卵の数は、もちろん、生き残る数とのバランスで決まるものだろうが、それを真っ向から覆したのが人間であって、同じ程度生き残るならば、産む数が多い方が圧倒的に有利である。

 

ひとつやふたつのアイデア固執して大切に育てる方法も悪くはないが、千でも万でもやってみて、幾つが生き残るかを試す方法も有望である。

 

数の圧倒性とは、要するに物量が少ないのに、質の話などしても仕方がないという話である。ヨーイドンで同時に始めたなら現在の中国に圧倒されるだろう。日本の勝ち目は少ない。せいぜいヤンのような英雄が誕生するだけであろう。

 

後から見たら、こんなものを作るのにどうしてこんなに時間が掛ったのか、と自分自身さえ疑いたくなる経験は多い。もちろん、ここには完成度に対する考え方も違う。美意識と言っても良い。笑われたって平気という図太さでもOK。

 

中国の人たちがパクリと呼ばれようが剽窃、スティールと指差されようが取り組んできたことが結実しようとしている。日本はシリコンバレーの100倍は遅いそうである。そのシリコンバレーが深圳の10倍は遅い。

 

もちろん、車などをみれば分かるが、恐らく完成度が違うのである。TOYOTAの精密さを見れば瞭然であろう。アメリカであろうが、中国であろうが、LEXUSより出来のよい車はあるまい。そのためにには時間も掛かる。本当にそうか。

 

品質を高める為に時間が掛かりました、例えば輪島塗の職人ならそれもありだろう。冨樫義博なら一年だろうが二年だろうが待ち続けるしかない。:|| だって出来ないものは仕方がない。だが、ビジネスだとそうとも言ってられない。

 

タイミングこそが命である。適切な時期に適切な品質のものを最良のコストで投入する。品質は良すぎても悪すぎてもいけない。丁度いいレベルがあって、上下の閾値を持っているはずだ。

 

オーバースペックだけど安い、早い、は確かに理想であるが、本当にそれがオーバースペックと言えるのか、という判断は難しい。ある人がこの高機能と呼ぶものが、他の人から見たら、邪魔な機能がごてごてと付いてて使いにくいは珍しくない。

 

特に足枷になるのが安全であろう。特にアメリカのような起訴大国ともなれば、それが遅い、高い、意味不明の原因となる。なんでこうなっているの?と疑問に思って、よくよく見ると、どうやら起訴対策らしい。

 

しかし、エアバックのタカタがずっこけたのは決して安全性を疎かにしたからではない。その後の対応が、安全に携わる資格なしと市場が判断したからである。安全で最も重要なのはその後の対応である、と知る事ができた。

 

日本の国民性は準備を万全にする所にあるから、どうしても初動が遅く感じられるのは仕方がない。考えられる限りのケースに予め対応しておこう、必要ならば、もしもの時の機能をあらかじめ入れておこう。イオンエンジンみたいな寓話を貴ぶ。

 

だからアジャイルな考えには馴染めなかった部分もあるし、今も主流ではあるまい。どうしてもアジャイルという名を冠したウォーターフォールに落ち着く。またはウォーターフォールの名を冠した行き当たりばったり。

 

何かが起きた時に、どう対応するのか。そこには瞬発力が必要である。そういう劣る自覚が誰にもあるから、テレビで芸人が席巻する。彼らが数少ない瞬発力に長けた人たちだからと思われるのである。

 

遅いには遅い理由がある。早いには早い理由がある。やっと始まった。だけど、この国は動き始めたらその後は早いよ、そういうのだって僕たちの誇りだ。