JR東日本185系、夜行列車の快速「ムーンライトながら」運転を終了

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東京から早朝の名古屋に到着するために、ずうっと昔に乗った記憶がある。たしか、時間合わせのために浜松あたりで50分くらい停車していた。

 

もし周囲がカエルだらけの田んぼならげろげろげろと草野心平の気分を味わうのにと思った。駅は少し明るかった、椅子は寝づらくて、痛いし硬いし眠れない。車両をうろうろとしても、何もない。

 

今なら無限列車の気分でも味わう所か、しかし、白馬八方の兎平を滑りに行った時に乗った特急の方がなんか居心地は良かった気がする。

 

そんなこんなで、これは若い人のための列車だ、年老いたものが乗っていい車両なんかじゃないと松本零士的な感慨がひとしおである。それ以降、ながらに乗ろうと思った事はない。夜遅くに、発車を待つ列車をホームで見た記憶はある。

 

いま名古屋まで行くなら、新幹線で十分だ。そうでなければ車。中国道程ではないが東名も結構アップダウンする。箱根を抜けると、そこからは海沿いの道が続く。ただ、これが長い、遅い、どこまで行っても静岡から抜け出せない、もうクタクタである。

 

ながらという名の列車はまたどこかで復活するのだろうか。リニアモーターカーが走るようになれば、なおさら近距離の夜行は場所を失う。バスの安さで成立するのみか。

 

遠い昔は、蒸気を吐き出す特急が名古屋までを走り、次に電化された特急が走り、今では専用線を走る超特急が結んでいる。将来は山の中を飛ぶ列車が結ぶ。

 

これから名古屋ですか、大変ですね、まあ、ゆっくりと行きましょう。駅前のやまちゃんの炒飯が美味です。