職質中の警官を車で引きずる 殺人未遂容疑で逮捕 東京・八王子

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警察は国家維持のために最初に整備される組織のひとつである。明治維新では警察組織を信頼できる人物で固めていた。川路利良のような信頼のあつい人間により明治7年に設立された。

 

それ以前、江戸時代にも警察組織はあったし、司法的な役割は古くから各文明、国家に存在する。世界で現存する最も古い法律のひとつであるハンムラビ法典も警察的役割(治安)を担っているのは明らかである。

 

アラブの春の始まりが汚職警官の横暴に対する抗議であったように、世界の革命の多くは警察官の横暴から始まる。その意味では警察官を見ればその国の状況が把握できるのである。市民の警察官への態度を見ればその国を如何に倒せばいいかも検討できるのである。

 

アメリカも警察官の質の低下があらゆる問題を表面化している。BLMの始まりは警察官である。アメリカの問題が表面化する時にはいつも警察が係わる。ローザ・パークスを逮捕した警察官はアメリカの歴史に永遠に恥部として記録されているし、リトルロック高校では警察を超えて、州軍に対して連邦軍が護衛するに至る。

 

日本でも警察官の暴力死亡事件が確か徳島あたりであったはずだが隠蔽されてしまった。北海道では安倍晋三を野次っただけで警察官が排除する案件まで表面化した。沖縄のデモに対して暴言を吐いた警察官もいる。彼らは今も罰せられていないし反省さえしていないだろう。この国を安泰と考える人は、明らかに知性に欠陥がある。

 

プーチン支持への警察の役割は大きい。それがあるからロシアは戦争を続けられている。反戦で逮捕された人がどうなっているかは不明だが、その扱いを見ればプーチン政権の盤石さが分かる。一応逮捕するがすぐに釈放するなら警察は暗に反プーチンに傾倒しているし、拷問のうえシベリア送りにしているなら警察は圧倒的プーチン支持である。

 

甘粕正彦によって子供を含む大杉栄の殺害では有罪ではあるが死刑にさえなっていない。この事から政府はこの事件を表面上は罰したが本心では支持したと見て良い。甘粕は誰かの罪を被ったという噂もあるが真実は消去済みだ。墓場までもってゆくのが美談だと考える馬鹿たちのおかげである。どの国にも警察の恥と誇りの連続が伝統としてある。

 

ウクライナはどうしても戦争には勝てない。なぜならロシアを国境にまで追いやる事はできてもロシアが継続する限りは戦争は止まらないからだ。その意味ではウクライナには戦争を止めるイニシアチブがない。

 

よってロシアが戦争を止めるにはプーチンを排除するしかないが、この時に重要な役割を担うのが警察になる。あれだけ腐ったロシア軍しか維持していないのだから警察も相当に腐敗しているのではないかと思われるが、実際はよく分からない。単なる自警団にまで落ちぶれている可能性もある。

 

それでも、警察は国家の根幹を担う組織のひとつである。よって警察の腐敗はそのまま国家の腐敗である。腐敗した警察にコネでもあるなら別だが、たかが一市民で警察から逃げおおせると考えるような人材はこの国には不要である。監視カメラによって都市部での犯罪はまず特定される。逃げようがない。

 

警察と敵対するならそれなりの正義を持っているか、それなりのツテを持っているかか、どうしても敵対するならしっかりとした準備がいるのである。

 

その程度の常識も持たない犯罪系市民はその場で射殺して構わない。しかし、そのようなオプションを警察に渡す事も実は難しい。間違った場合の訂正が困難だからだ。暴走停止する装置を持たずに暴力機構を無条件で稼働はさせられない。だから撃ち殺していいと思いながらも、それはまずい、だから、せめて拘置所で自殺させるのが望ましい。

 

とは言え70くらいまで刑務所に閉じ込めるのが現実的であるが、その間の刑務所の維持費が誰が払うのか。税金から払うのには納得できまい。我々の血税はこの程度の犯罪者の社会保障費ではないのである。

 

この辺りでロシア的な蛮行を支持してしまう自分がいるのである。