土屋太鳳、最優秀新進女優賞の受賞理由で感涙「でこぼこな心を包み込んでくれた」

www.oricon.co.jp

 

映画の扉を叩いてから12年。少しずつ必死に、その扉をこじ開ける中で、ほんとにたくさんの言葉に出会いました。温かい涙が心からあふれる言葉もあれば、冷たい何かが心をえぐる言葉もあった。いつの間にかでこぼこな心になっていましたけど、今回、受賞した理由でいただいた言葉は『それでいいんだよ』と包み込んでくださるような、これからの自分の背中を押してくださるような言葉でした。この言葉を胸に、これから女優として歩いていきます 

 

邦画は見ない。見ても余程の偶然が重なった時だ。直近は「手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さま アッパレ忍法帖!」だし、その前は「相棒 -劇場版-」だと記憶している。ただし「シン・ゴジラ」はアニメ枠でカウントさせてもらおう。

 

とかく日本文学とはフランス書院ライトノベルに過ぎないし、邦画はAVの前哨戦。少年マガジンなどCOMIC LOの出張所みたいなもんであると思っている。だから邦画かよくらいの感慨しか持っていないのであるが、

 

そんななかで、日本女優の主戦場がCMにあることは間違いなく、映画などCMの余暇である。そんなCMの中でこの冬、目の離せない女優が土屋太鳳なのは間違いない。この人のCMは目を引く。

 

他に覚えているのが狙い撃ちの広瀬すずくらいだから、そりゃ受賞くらいするだろう。新垣結衣が次第に経過観察の範疇に入りつつある今、若い女優の台頭、世代交代が始まっている。

 

では土屋太鳳の何が印象深いのか?若い人には分かってもらえまいが、彼女は酒井法子を思い出させてくれる。キラーーンという声なんか、まさにそれ。

 

彼女の声、あらゆる所作、笑顔、すべてが酒井法子なのである。こんな見方をすれば怒るであろうが、似ていると感じるのはこっちの都合だから仕方ない。だが、それは懐かしさも手伝って、彼女の印象をより強めてくれるのである。

 

そして昔からの彼女のファンとすれば、思うことはひとつである。どうか輪廻の鎖が断ち切られますように。彼女には全く違った未来が待っていますように。

 

彼女は既に12年のベテランである。CMを見る限り、そんな演技がうまいという気はしなかったから、僕を欺き、初々しく見せる演技力が見事に備わっているのだ。まだ22才、さらなる演技の発展を願ってやまない。そしていつか優れた脚本の映画の中で思いっきりその演技を堪能させてもらいたい。