絶対零度:
沢村一樹バージョンを好んでみているし、音楽(横山克/LOVE PSYCHEDELICO - Shadow Behind)も良い。だが流石の科捜研である。前作までの印象をちきんと切り替えるだけの力量があって沢口靖子は面白い。沢口靖子にはいい感じの初老に向かっている感じがある。彼女の俳優としての本領発揮はこれからだという感じが強くする。
だた最終話にむけての総理子息誘拐事件の脚本は馬脚を現したというか、細部においてスカスカというか、少し日本政府の規模が卑弥呼時代くらいまで戻ってる感があって、ちょっと盛り上がりの詰めが甘すぎる。そこは俳優でリカバリできる範囲を超過していて、そこが残念。
新東京水上警察:
佐藤隆太は暑苦しいから、それを如何に冷却するかの配役が全てを決定すると思っているが、船というのはいつ見てもいいねぇとどこかで聞いたセリフが出てくる。船が出るドラマはNCISを筆頭に基本面白いのである。海は全てを洗い流すから。
相棒25:
鉄板。日本版LAW&ORDERと呼んでもいいだろう。幾つかはそれなりに深みもある。相棒というドラマは水谷豊という日本有数のコメディアンで成り立っている。このドラマの通奏低音にはコメディがあって、それをおくびにも出さずに裏でけけけと笑う感じが如何にも右京。既に脚本の良し悪しを超えた所がある。
しかし杉下もなぜ反社の借金を黙認しているんだろう?これって警察の物語じゃないのかな?雰囲気、脚本の質が落ちた感じもある。
緊急取調室:
基本的に配役の妙。最初の二話は山本耕史の無駄使いな気がした。脚本が前作までと比べると弱い気がする。天海祐希、田中哲司、小日向文世、でんでん、大倉孝二、鈴木浩介、一歩間違えたらDoctorXでも行けそうな気がする。日本を代表する俳優陣。
最終話はなかなか良かったけど、最後は情緒で簡単に落ちたあたりに脚本の弱さを感じる。もう少し犯人は強情でないとね。
コーチ:
唐沢寿明はそう良い俳優とは思わない。暑苦しい、馴れ馴れしい。うねうねしている。どれも一緒。所が年齢にあったその感じが今回のドラマにはぴったりしていて、距離感が適度にいいから、ちょうとよい熱量という感じがする。深堀りはしないがゆえの魅力という感じか。
唐沢寿明は着ぐるみを着て演じても唐沢寿明である気がする。今季ドラマの2トップ。小説がベースにあるだけに、脚本は堅牢な感じ。それゆえに俳優陣の味付けが非常に重要だけど、そのうまい下手も含めて唐沢寿明というスープが味を統一している感じ。これはラーメンかしらん。
恋する警護24時 S2:
やはり成海璃子。万能な役者とは思えないが、ぴたりとはまった時の感覚の良さは二十代よりも三十代の方が似合ってる感じがする。もう少しすれば悪役の鉄板になる可能性され秘める。とは言え、成海璃子を犯人役にした脚本は少しチープ。とは言え彼女の演技力ならストーリーの中心軸になれるかという感じだろうか?
とんでもスキルで異世界放浪メシ 2:
スライムの声( 木野日菜)がやはりいい。yummy goodday (CENT/cent chihiro chicchi)も声量がたりないけれどめいっぱいに吹かしている感じが50ccバイクのうなりあげている感があって好感の名曲。
悪食令嬢と狂血公爵:
イギリス風味の感じが好感。女性が低い地位にあるけれど、それが見直されてゆくという物語は、運動エネルギーのエミリー・デュ・シャトレ、世界初のプログラマとされるエイダ・ラブレス、当代随一の統計学者ナイチンゲール、ネーターの定理を上梓したエミー・ネーター、DNA発見の貢献者ロザリンド・フランクリン、そういった系譜が評価される事へのベースでもあるのだろうか。エンディングの「希望光度」もいい。
ポーション、わが身を助ける:
オープニングの恋のマジックポーション(ローリー寺西/TRiDENT)。まあ普通に面白かった。
月が導く異世界道中(2024):
無双ものの転生もの。主人公の人柄が安心感があるにしてもこのタイプの生成にも失敗している作品群の中で、デザインからしてもそう悪くない感じ。
俺は全てを【パリイ】する(2024):
片田舎のおっさん、剣聖になると同じ自己評価低い系のネテロ無双系。たしかラウドネスのギタリストにもそんな逸話があったような。でもアンジャッシュ化があざとい。
新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる(2024):
これも無双もの。その仲間は最初から殿上人クラス。物語のバックグランドとして含みを持たせた次に続く感が面白い。主題歌串田アキラがいい。
SRO~警視庁広域捜査専任特別調査室~(2025):
2025/8/6の作品を今頃みた。そりゃ、木村佳乃のコミカルさ、田辺誠一の中和剤さ、安藤玉恵の箸休めの中で、最後は、戸田恵子の怪演を楽しむ感じ。次回作への仕込みも十分であって、楽しみでもある。次の脚本は相当な出来でないと失速するだろう。
Answer~警視庁検証捜査官(2012):観月ありさ、田辺誠一他
最後の方は悪い奴を殺したのを捕まえる系の脚本が多くて辟易ではある。警察が無能で機能しない状況での犯罪は認められるべき、それが正義の基本でないと物語はすっきりしない。この辺りの正義の感覚は余程に脚本家の力で説き伏せないと厳しい。
TEAM~警視庁特別犯罪捜査本部(2014):小澤征悦、田辺誠一他
日本人が得意とする組織戦を描いた作品であるが、多くの日本人には不評だろう。作中もそう書いてある。そう、日本人は個人戦が得意な民族なのだ。だから、組織戦こそが面白い。自分たちの不得意分野だから。
LADY~最後の犯罪プロファイル~にも小澤征悦が出ていたけど、全部同じじゃんって感じはするが、一点ものの魅力のある俳優。
北風と太陽の法廷(2017):
波瑠もよいが、岡田将生も良いが、この作品では川島海荷が主軸。面白い作品。
ST 警視庁科学特捜班(2013):
藤原竜也はそんなにいいとは思わなかったけど、岡田将生がいい中和剤になっていて好感。特に最終話に向けての二話は全体的な盛り上がりもあって、好感。その次に向けての終わり方もアメリカの作品ぽくて良い。
ザ・トラベルナース(2022):
中井貴一はそんなにいいとは思わなかったけど、岡田将生がいいスパイスになっている感じ。
ラストマン(2023):
障碍者の演技というのは難しいのだろうとは思う。障害者にも先天性や後天的の違いもあるし、なったばかりの時、それに慣れた時、それが普通の時など様々ある。それをどう見せるかは俳優にも重いテーマだし演技者として取り組むには挑みたいもののひとつだろう。更にそれを補助するための(リアリティを与える)周囲の配置などでバディものとなるのは確からしい。これは面白いバディものだと思った。
イチケイのカラス(2021):
漫画は読んでいたけど、変更点がと思って見ていなかった。今回みてそう悪い感じはなかった。現実と比較すると色々あるだろうけど、ドラマとしては面白い。ただアメリカのドラマだったら憲法から各種法令をもっと前面に出して、法律的な整合性を図るだろうと思われる。その辺については意識の差だろうが、明らかに日本のドラマは劣る。ほとんど違法捜査でも垂れ流しで平気な所がある。作品としては最後まで面白かった。最後の左遷はどこかで知っている。HERO?