ボーダレス~広域移動捜査隊~:
ジャニーズ事件でもういい人ではいられなくなった井ノ原快彦がいい感じの嫌な奴にしか見えない。ここがこの作品の成否の肝となるだろう。ここで中途半端ならこの作品に面白味は生まれない。嫌な奴は根っからであるべきである。それは一種の無知から生まれるのだから。それが演技にも表出すべきと思う。
第一話はここを支えるために土屋太鳳もちょっと嫌な奴系に振舞っているが、数話後には修整されると思うので、そこからが本作品の真価となろう。アメリカならFBIの一言で片付くのだが、県警同士の争いをベースに描く。がどうも情緒で犯人を落とすあたり脚本の敗北以外の感想がない。
日本の脚本家はどうも刑法を一行も読んでいない。犯罪で一発検挙の案件も複雑に事件化されたりする素人臭さが悪臭となって、その結果として復讐だの正当防衛や緊急避難だの司法の崩壊状態と違法性阻却事由の混在という感じになる。
警察が機能しない場合に起きた事件は犯罪要件を満たさないはずである。その場合の責任は警察を維持できなかった国家が全てを負うべきであり、近代以前では、そのような状態が常態であったとも言えるので、身を守る事についてはもう少し別の法解釈があったと考えられる。
なんだ最終回のおもわせぶりな拘置所での会話と、事件が起きて結婚式をキャンセルするべたな展開は。恥ずかしい。すべて脚本家の敗北。少し顔が変わった気もするけど年を重ねて土屋太鳳がいい俳優である事。このふたつが作品の特徴と言えるだろうか。
ラストはトラックがガントレットみたいに派手にやるのかなと思ったら全然違った。機動隊の隊長が一番なさけないご都合主義のキャラだった。あのようなキャラの造形は恥ずべき。それ故に演じる人には相当の力量が必要な筈である。単なる憎まれ役としか演じられないようでは本当に難しい。
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LOVED ONE:
ディーン・フジオカはIQ246の執事とかシャーロックとか、少し情緒に寄り添った事件の解決というか動機とか状況の解決で作品を〆るのは遺留捜査に近いかと思う。こういう作品は相当にクライムサスペンスと違う部分が必要で、面白くするのは難しい。
謎解きとしてやっぱり地味であるから。どっちにしろ刑事ものは巨悪とやり合わないと面白さが半減する。それくらいは可能な俳優陣と感じる。第四話で、コメディに少し振ったようであるがコミカルさはこの主人公によく似合っている。
最終回の冤罪を扱ったテーマは良かったにしろ、表面、または現場レベルでのやりとりに始終して、核心を突いたとは言い難い。さらりとした終わり方にも、何の寂しさも感じないのはドラマ全体に流れる何かに起因するのだろう。
小松和重はどこかで見たと思ったら、ゲームチェンジでの好演。瀧内公美とか、山口紗弥加とかいい俳優のはずなのに印象に残らない。そもそもディーン・フジオカでさえ残らない。何かが本作品には足りない。
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月夜行路 ―答えは名作の中に―:
波瑠の作品は結構どれも面白い。今季一番面白いと思う。案外、麻生久美子のナレーションが良かったのかも。
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夫婦別姓刑事:
佐藤二朗はトクメイ!警視庁特別会計係で、橋本愛は新宿野戦病院 での好感から本作も見る気になった。そうでなければあまり魅力は感じなかった物語だった筈なのに。つまり俳優の力量で引っ張って魅せる世界観だろうという期待。
くずは殺されて当然という世界観について脚本家がどのようにアプローチしようとしているか、どう見ても被害者を加害者にして物語を盛り上げようとする作為が感じられる。たまに相棒でも使われる構造だ。そこには余りにテーマの低さを感じる。
そしてラストは演説が多すぎる。福井晴敏じゃあるまいに。最後はテーマの追及力が弱い。これも脚本の敗北。
それでも橋本愛の声の良さに満足。声優としても楽しみにしたい。
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未解決の女 警視庁文書捜査官:
波瑠のシリーズで面白いと思っていた。今季一番面白いもうひとつの作品。刑事ものはどうしても警察の無能さゆえに犯罪に走る話が生まれざるえないのだが、その大抵は、納得しかねるものが多い。本作のは割とそれが小さかった。
黒島結菜の存在感も良かったし、沢村一樹の存在もいい。この人は主役も脇役もうまく演じる存在感のあるキャラのsort of を複数持っている感じがする。
最後まで物語の中ので日常が続いてゆく感じが良かった。
逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件:
コメディが成立にするにはお約束事の前提が必要である。それを敢えて外すから笑いが起きる。その意味で、序破急と何も変わらない。笑いの成立には、深い文化的歴史的共有が多いほど、独自性も多くなる。国が違えば通用しない笑いがここにはある。この前提知識とその共有を教養と呼んだりもする。
この作品は主人公の破天荒さ加減が突出して、それだけで作品を成立させようとしているようだ。そのために配置された友人や王などのキャラクタが肝で、主人公が、舞台の中央で、何等かの動きをする。それに意味を与えるのは周囲のキャラクター達で、その微妙さに面白さが生まれると思うのだ。
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黄泉のツガイ:
なんとなく見たら荒川弘、ファンタジーかと思えば現代、現代日本人がごみくずのように殺されるシーンに快感。こんな方向性があるとは思わなかったので好感。
荒川弘は鋼から見ていて、農業高校と農家くらいまではある程度は知っていた。でもその辺りで終わっていたので、これは久しぶり感がある。結構鋼の最終回辺りがそう好きではなく、丁度FAの再放送で見ていてその感を強くしている。
この人の作品群はちゃんと主人公が危機に陥る。ほぼ絶体絶命、それが偶然的に好転する事が多く、その辺りはハラハラドキドキだけど食傷気味になってくるとそんなに幸運が続いてたまるかという気持ちになって、その結果として、なろう小説群の絶対的強者的なストーリーの方がまだ説得力が感じられるし、かえって気が楽だ。転移もののそもそもどうせ勝つのなら危機に陥る起承転結なんて不要では、くらいのリアリティ感覚も分からないではない。
ストーリーと言うのはキャラクターというより状況、環境を用意し、配置して、イベントを起こす、このイベントは結局は周囲の状況を変化させる事だ。また作家は読者の楽しみを奪ってはならない。しかし作家の領分は侵させないという点で、自分勝手に好き勝手にはできない。目の前のケーキをそっと差し出すような所があるという点で、言いたい事の幾つかは黙って地図だけ渡して沈黙に沈めているような所がある。
例えば、自由惑星同盟の憲章をきちんと作らなかった田中芳樹は偉いなと思う訳である。そこは読者の楽しみだろ、という形で作品にした。そのおかげで後世の読者たちは好き勝手に憲章を作成したハイネセンらを空想して楽しむ事ができる。
openning 飛ぶ時 vaundy
ending 飛ぼうよ yama
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骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中:
ending 僕らが愚かだなんて誰が言った DIALOGUE+
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幼女戦記:
原作を読んだつもりだったが、どうも違う漫画だったらしい。どうも記憶がこれとクロスオーバーしない。漫画では戦争の悲惨さやリアルさを押し出していたのだが、それとはだいぶ違った。だいいち社畜の鬼畜の異世界転生ものではなかった。
戦争をリアルに描くのにファンタジーや魔法など持ち込む必要はないとは考える。このアニメはそういうものを含みつつ惰性で流しているのでそう悪くない。視聴者の案内役としてのヴィーシャの存在が際立つ。彼女がいなければ見てられないと思う。
そう思いながらホームページを踏んだら最初の数十秒はどうでもいいセリフを強引に見せられ操作は許さないウィルス系。これに携わった人たちはちょっとダメな余りにもの非人道性。作品の表層をなぞるだけの人材を集めるようではお話にならない。
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あかね噺:
ジャンプというか今の漫画で最も扉絵に引き込まれる人の作品。ストーリーはよく知らない。なんか偏屈な老害じじいが最後を〆ていたけれど、どうなんだろう。途中で見るのを止めた。話の都合でキャラを強引に振り回した感があったため。なにかが合わなかった。
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異世界の沙汰は社畜次第:
面白いかも知れない。一話で早速優秀な経理部として、つまり国家なら大蔵官僚と中央銀行の役割をひとりに代理させている感じ。経済的な部分がどれくらいストーリーとコミットできるか。一種のルワンダ中央銀行総裁日記になるか?少しBLな感じはなんだろう?これも合わなかったので見るのを中断した。
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炎炎ノ消防隊2(2020):
ending インフェルノ Mrs GREEN APPLE
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ケイジとケンジ 所轄と地検の24時(2020/2023):
比嘉愛未がドラマの基礎を支えている。東出昌大が有能な俳優である唐田えりかを休職に追い込んだせいで、次シーズンからは出演しないのだが、どちらかと言えばシーズン2の方が面白いかも。
ending ハレルヤ 宮本浩次
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無垢なる証人(2026):
唐沢寿明は老いてからの方が良い俳優かと思う。當真あみの存在感がその役と合わさって作品の中心になる。元となった韓国のドラマは見ていないが、こういうのは俳優の力量が圧倒的なまでに可視化されるからキャストもスタッフもそれなりに緊張するだろう。
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プライベートバンカー(2025):
唐沢寿明は、コーチで見直した。このドラマは 倉科カナの印象が強いが、独特の存在感、悪くない。
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司法教官・穂高美子(2012):
水野真紀は政治家系に嫁いだ辺りで興味はない。だがニッチな分野にはニッチな俳優がぴったりという好例であろうか。非常に面白い。パトレイバーの筧利夫が独特の空間を作っていてここではいい雰囲気になっていて悪くない。適材適所で大ヒットではないだろうが佳作という感じがする。
導入部の犯罪要件の説明部が大変に好感のもてる面白さのある作品。
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魔法のリノベ(2022):
波瑠はいい俳優。それ一択。
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新参者(2010):
阿部寛が主演のドラマ。毎話脱線しながら解決しつつ最後に向かう系。各話がそれなりに面白くて、さすが東野圭吾原作。BGVに丁度いい感じ。エンディングで山下達郎が流れるとなんとなくモニょる。
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チーム・バチスタの栄光(2008):
日本沈没ではいまいちだった仲村トオルがここでは良い役をしている。たぶん、伊藤淳史との組み合わせがいい気がする。もしかしたら仲村トオルのそれ以外を知らないからこれが普通で、日本沈没が新機軸を狙ったのだろうか?一歩引いている感じはあったけれど。囲碁を打ってるシーンは悪くない。
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未満警察 ミッドナイトランナー(2020):
俳優もいいのだろうが、ストーリーがいい。警察学校を舞台にしたほぼコミック的ストーリー展開。恐らく周囲を固めている役者とのアクセントがいいんだと思われる。伊勢谷友介もいい感じ。たぶん、玉木宏と互換性あり。
しかしネタバレとなる9話は従来のスピード感を失い窮地に落とす事だけを優先して、はっきりと演出の敗北だろう。ただだらだらと時間を延ばす演出。いきなりサスペンス?ここまで見てきた人はそれは望んでないはずだ。最終回に近いから盛り上げるために危機の演出をするのは良い。
だけどそのために意図的にリズムを悪くして無能に落とすならどうしようもない。風邪でも引いてるくらいの理由でもないとどうしようもない。負けるなら負けるなりの理由がないとどうしようもない。マジンガーZもそうだっただろう?
悪役の4人の演技がただの悪役で終わっていてリアリティを支える演技力が足りない、演出の意図が低いのか。警察もので宙ぶらりんの悪役では厳しい。最初からのプランだとしたら尚更。
もう一回くらいどんでん返しをする気かな?というのがある程度予測できて、どちらに転んでも、残り時間をみながら、今この展開なら、と予測するようでは少し興ざめ。無理を通そうとしすぎ。
物語を都合よく展開するためにこれまで築いてきた大切なキャラクターを変えるのは最も恥ずべき行為だと理解している。最終二話は大どんでん返しを構成するには力不足だった。それ以前は良かったのに。
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