“ベッキー本” レビュー大荒れ、不倫騒動後に厳しい意見が続々

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多く、人間は、事実には興味がない。真実に興味がある。そして真実はこうやって作られる。疑惑がある限り、たとえ疑惑を払拭しても、ベッキーのイメージが元に戻ることはない。

 

ベッキーという善人は死にました。

 

それまで善であり、天使と思われていたベッキーという主人公が、第23話の最終回で、天使の羽がぽとりと落ち、背中が割れて、そこから蝙蝠の羽ががしゃーんって飛び出た所である。

 

「わーお💛」と振り向いたベッキーの目は紫色に光っている。画面には To Be Continued...。第一幕、Season 1 の終わりである。

 

もうこれ、Season 2 は絶対に見るでしょ、見ないわけない。Previously On Becky と始まるドラマ見たくない?見たい、見たい!!

 

思うに、不倫で叩かれる人は沢山いるけど、声に出さないだけで不倫で苦しんでいる人もいる。中にはひっそりと見守っていたり、応援している人も居るんじゃないかな。

 

これはベッキーが不倫しているとか、不倫を推奨するとかでは勿論ないが、人間の屑って話でもない。もうこういう状況になれば、彼女のイメージは覆せない。そういう話である。この流れに従うしかない。

 

元に戻せない。恐竜の絶滅とか、楽園追放とか、そういう話。

 

だけど、世の中、偶々でしょう。そういう状況になるのもならないのも。道徳だけで善悪を判断できない状況は人間の中にある。押し留められない感情は幾つでもある。

 

そういう状況に陥っていない人も、単に運が良かっただけで、自らそういうシチュエーションに陥らないように注意深かったに過ぎない。逆に言えば、それは危険である、もし近づけば自分もやられるという本能が有効だっただけの事。

 

ベッキーというキャラクターが変わるという状況が面白いのであって、ここまで地に落ちたのも珍しい。普通は撃沈されて消えてゆくものだが、甲板まで海水に浸っているのに、まだ浮遊している。航行可能状態にある。

 

騙してきたというより、実はそういう所もあったんだな、おまえ偉いわ、という感心が最初にある。まだ沈み切っていない。なんというか、2016年は、中国経済の停滞、ヨーロッパのテロ、中東の難民問題、そして、舞台裏を暴露するベッキーSMAP

 

これで1月である。まだ一月である。もう十分すぎる程の事件は起きたような気もする。これがあと11回繰り返される。

 

どうも2016年には動乱の幕開けのような雰囲気がある。