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IS、攻撃に女性や少年動員 イラク軍の楽観ムード一転

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70年、だが70年でここまで進んだのかと感慨がある。

アスカリ大尉は「住民とIS戦闘員の識別が非常に難しくなった。住民の人命尊重のため、作戦の進行速度を落とさざるを得ない」と話した。

進行速度を落とすのには強いジレンマがある。目の前に囚われて苦しんでいる人々がいる。彼らを早く救いたい。だからといって、強制されて戦争に参加している人々を撃つわけにもいかない。

 

それはかなりのリスクを背負った決断でもある。時間を与えれば、逃げる隙を与える事になる。逃走者が次にどこかで新しいISを立ち上げるかも知れない。そんなこと十分に分かった上で、歩みを落とすというのである。これは、もちろん、口先だけだとしても凄い話だと思う。


家族を子供を戦争に参加させるのは別に IS の専売特許ではない。家康がどれだけの子供を殺してきたかを調べるまでもなく、昔からの常識である。子供を飛行機に乗せて飛び立たせたバカどもを戦後はのうのうと生き長らえさせた国がある。

 

南京事変における民兵と民間人の混同なども同じ話であろう。当時は、疑わしきに対処する方法もなかった。殺すことは決して国際法に違反するものではなかった。おそらく、今でも同じはずである。それでも今回は歩みを止める、と言う。

 

とにかく、グレーを判断する努力をする、という時代にまで来た。それに70年かかった、という話だ。

 

どちらにしても IS の人々がどのように家族をもち、その国に命を捧げているのか、実は良く理解できない。それが素晴らしい国だから命を捧げても守る。ここまではアメリカ兵だってイラク軍兵士だって、クルド兵だって、日本兵だって、ISの人々だって同じはずだ。

 

だが、多くは女、子供を戦場に投入しないものである。自分は死んでも家族は生きてほしい、そこまでは理解できるのである。もちろん、巴御前のように戦場に身と投じた女性などいくらでもいる。ジャンヌダルクなど今もフランス人の恥部ではないのか。

 

IS の家族がまさかストックホルム症候群で結びついているとは思えないが、いや、その可能性も捨てきれないが、彼らはそういう社会を作り上げた。そのような社会に長期性がないと思うし、だから女性でも子供も戦場に送り出すのだろうが、すると、誰が、どういう目的で、そんな将来の見込みのないISという国造りのアイデアに飛びついたのか、という点が要である。

 

つまり、それは実現可能性の問題になる。そんな狂信的な人間に、だれが資金援助したのか、その目的はなんだ、というのが根底にある分からないの正体だ。ISとは思想や宗教の問題ではない。これは資金の流れに関する問題と結論する。