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書き溜めの集積場

初出場V「うらやましい限り」=岡本綾子さん、渋野日向子優勝

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確か二日目から見だしたと思う。岡本綾子の解説を聞きながら見る時間は至福だ。スイングの美しさは分からないけれど、素敵なスイングに惹かれる。

 

ANNIKA SÖRENSTAM のスイングが好きだった。何ら力を入れていないようだけど、1,2と軽く振る。体とクラブが一体となっているというか、体にはまるで重量がないかのようにフィニッシュする感じがとても好きだった。

 

LORENA OCHOA の首を傾けたスイング、フィニッシュ時に二回背中を打つ感じがとても好きだった。自分でやっていてばねののように背中を二回打ったら今でもオチョアを思い出す。

 

PAULA CREAMER の低空を這うような軌道が好きだった、最後に綺麗なノ乃字のように伸びるフィニッシュがいい。

 

LEXI THOMPSONを気に入ったのもスイングの力強さだった。確か、彼女は負けたんだ。

 

そういう中で迎えた2019 AIG Womens British Open。RICHO はメインスポンサーじゃないんだ…

 

渋野日向子のスイングがとても気に入った。なんというか、軌道が美しい。だからフィニッシュまでがとても美しい。二日目だったろうか、失敗したショットの後、クラブをくるくると回しバトンのように振り回した姿。その面白さがたまらない。

 

しかも、今回の試合は抜群に面白かった。その立役者は、なんといっても前半を引っ張ったアシュリー・ブハイの存在だろう。決勝ラウンドで同じ組で回り、彼女の快進撃は、最初、そのまま優勝するかと思われた。

 

劇的に試合が動いたのは最終日であった。リゼット・サラスが猛チャージをしてトップに立つ。どこまでも崩れる事はない。コ・ジンヨンも猛追を続けた。バックナインに入って誰が優勝してもおかしくない戦いが続いた。

 

誰もが希望を託すようにスイングし、ボールが飛翔してゆく。何が違うのか。誰にも分らない。その一打を不運という言葉で終わらせるなど、彼女たちにはできまい。だから、明らかに、明暗が分かれてゆく。希望を繋げてゆくが、次第に脱落してゆく。

 

優勝がこのふたりのどちらかで決まる、と確定したのは最後のH18であった。もしサラスが最後のバーディを決めれば優勝は分からなかった。だが、彼女はパーで終わった。信じられないと岡本綾子は語った。

 

プレーオフになるだろう、それで優勝の行方はもう誰にも分からない、そう思った。ボールが落ちた時のほんのわずかな跳ねる方向の違い、それが勝者を決める。

 

サラスにも渋野にも勝利者となる資格がある。だが、勝者となるのはただ一人である。誰だって最後に残った5mの距離を見れば、そう思うであろう。

 

その5mを沈めた時、何かを見た。これが入るなら優勝するのは仕方がない。という感慨が起きる。世界中の誰もが説得されたパット、そう思う。

 

だから、パターが決まった瞬間に、ブハイが両手を挙げていたのがとても印象に残る試合だった。これがこの年の象徴だと思う。

 

1勝するだけでもそう簡単ではない。これから5年、10年と勝ち続けるのは更に難しいだろう。その覇業の凄さはどうだ。誰がタイガーウッズがこれほどの長期間、不調に見舞われると思っただろう。その彼が全米を制した。だが TheOpenMens は予選落ちした。だからゴルフは面白い。面白いスポーツは必ず上手くいかないように出来ている。

 

彼女が帰国すれば暫くフィーバーに見舞われるだろう。これまでと全く違う環境に置かれる。ニュースにもバラエティにもCMにも呼ばれるだろう。金も手にはいる。宮里藍という先例があるのが幸いか。

 

マネージメントが必要になる。持ち上げられて、叩き落されて、なんてのはプロの世界でが常識なんだろう。案外、彼女はさらっとゴルフを辞めるかも知れない。

 

それでも2019年の TheOpen Womens は良かった。落ちてゆくのを見たくなくて、暫く見ないでいたら、スコアが伸びていた。だから、もう一度、他の番組を見たくらいに。