柔道の必須科目化という記事が出たら、笑いが止まらないのはそりゃ講道館に決まってる。裾野を広げてくれるのを広告もいらず費用も不要でやってくれるのだから無償でも乗っかってくるはずだ。指導者なら各県警にもごまんといるし、当然アマチュアの人も探せば見るかるだろう。
例えば囲碁を学校の必須科目にすると言えば、日本棋院、関西棋院は諸手をあげて狂喜乱舞百花繚乱狂乱するだろう。プロの派遣だって厭わない。学校の先生が囲碁が打てないなんて言おうものなら、喜んでその地区にいるアマチュア高段者を紹介し派遣してくれるだろう。
勿論プロを育成するのが目的ではないから裾野を広げるための指導方法を即急に確立して全国に展開する必要がある。つまり囲碁にしろ柔道にしろそれらはアマチュアが支えてくれているのである。そういう意識さえあれば、こういう団体は率先して支援に動く。
囲碁なら碁石を飲み込んだりしない限りは死亡事故も起きない。柔道はどれだけ万全にしても競技の特性上事故が起きる。
それを言えば学校というシステムそのものが子供を一か所に集めるわけだからその特性上事故は起きない訳がない。勿論の事、安全策は講じて然るべきでありそれを怠ったのであれば刑法と民法で徹底的に厳しく断罪すればよろしい。
それには複数人によるチェックという機構も必要となろう。個人に自由自在にさせて放任する事は望ましくない。犯罪は多く密室で起きるものである。つまりPTAも新しい授業に対しては積極的に参加して内容の把握や確認をしてゆく必要がある。
それらに基づいて指導要綱を学校が作成し(シラバス)、県警等の柔道専門家など協力して授業を構成してゆく必要がある。
最初のうちは。
読売新聞というのは浅い内容の記事しか報じれない特性があるのでこの記事を読んだところで、ふーん、としか言えない。新しい事をやるのだから不安があるのは当たり前なので、そのやるという決めた中からどのようにスケジューリングし、手順を立て、誰にアサインするかなど色々とやる事がある。
そういう些細だけどひとつひとつが大切なはずでそこにどう問題があり、予想され、どう解決するか、解決可能性を試行錯誤する。
そういう全体像もなしに不安のだた一点だけを報じるのは、たぶん新聞社には報じたい気持ちなどなく、話題にしたいだけなんだろう。