ボイジャー1号、33年かけ太陽系の果てへ

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原子力電池からの電気供給が途絶えたあとも飛び続け、人類の息吹が地球から消えた後も飛行したボイジャーは、いつか、巨大な船の格納庫に設置された。そこで電力を与えられた探査機は、再起動し、地球と信じた方向に向けて再び電波を発信し始めた。

 

というわけで原子力は宇宙探査に必要である。ボイジャーがこれほど長く通信できたのも原子力があればこそ。我々が宇宙に飛び立つのであれば、せめて原子力くらいの力はもってから飛び立たないと。


速力:秒速17.07km/s、時速にして61200km/h、マッハ(1225km/h)50。

 

現在、太陽から170億kmに位置し、通信するには13時間を必要とする。太陽と地球の距離は1.5億kmである。これを1天文単位=1AUと呼ぶ。

 

ちなみに、ウルトラマンの飛行速度はマッハ5、ウルトラ兄弟の最速でもマッハ27であるから、ボイジャーの偉大さが分かろうとというもの。

 

ホワイトベースは要出典だがマッハ12。太陽系とお別れを告げると言えば、ヤマトだが沖田艦長が「さようなら、みんな達者で暮らせよ~」と言ったのは、地球を出て49日、地球滅亡まであと315日。当初は10日の予定。
(第10話 さらば太陽系!!銀河より愛をこめて!!より)

 

光速は太陽地球間(AU):8分19秒(499秒)

海王星(30AU):4時間

ボイジャー1号との通信時間(2024年):22時間

ケンタウルス座α星:4.24年

バーナード星:6年

シリウス:8.6年

 

ボイジャー1号の打ち上げ:1977年9月5日。

太陽風亜音速になる末端衝撃波面を通過(ヘリオシース突入):2004年12月。

ヘリオシース内で太陽風の速度0を観測:2010年6月。

ヘリオシースの端(=太陽圏(=ヘリオスフィア)の端)に到達:2010年12月13日。

太陽圏の脱出(ヘリオポーズ通過):2014年予定。

 

ヘリオポーズとオールトの雲の間には何もない空間があると考えられている。

太陽系の終端であるオールトの雲に突入:2314年予定。

一光年先と考えられるオールトの雲の外側を脱出:32314年予定。