新燃岳噴火:河上前議員が不適切ツイート

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舌を抜かれた正助は裏切り者として昨日までの仲間から追放される。正助という中心を失った集団に明日もあるはずもなく、為政者の策略に乗って、分断された農民たち。そんなカムイ伝のラストシーンが印象的で、分断されることが一番怖いんだなと思っていました。

 

ほら、今回も誰かのつぶやきから分断が始まりましたね。

牛や鳥を大量に殺処分して、命を粗末にしていることに宮崎の大地の神様が怒り猛っているように感じる 

 

この火山は殺された牛達の悲しみだ、と言う。だから、どうこうとは言っていない。
ただ、食べられもせずに死んだ牛が可哀そうということでしょう。埋められるために殺されるのは命を粗末にしていて、食べられるために殺されたのは粗末ではないのは、余りに人間主体の考え方から外れるので置いておきましょう。

 

これが農家を愚弄する、という一言で一斉に批判に走る人達。この言葉で誰が何を損をするのでしょうか。我々は命を粗末になどしていない、と言いたいのでしょうか。

 

命を粗末にする、この言葉に引っ掛かったのでしょうが、畜産なんてその根本は命を粗末にするものでしょう?


農家って、命を粗末にするもんだよね。人間が生活するために。

 

要らない草は抜くし、産まなくなった鳥は締める。育ち切った牛や豚を食べるためには殺す。羊など肉が臭くないからという理由だけで一年以内に殺す。

 

ああ、美味しいお肉達よ。

 

僕らは繁栄も命を粗末にした上に成り立っている。アフリカの人間から何も搾取していないとでも言う気?

 

僕らは誰一人として、威張って潔白な生き方などしてやしないはずなのに、命を粗末にし、搾取し、誰かを死ぬ目に合わせて、それで今の生活を手にしているのに、ただ会った事もない奴の命など心配してたら病んでしまうから気にしないようにシャットアウトしてきただけでしょう。

 

被害にあった農家が望みを託すのは、ただお金でしょう。被害の補填でしょう。いたわりの言葉で精神的には楽になるかもしれない。でもお金がなきゃ廃業するしかない、それだけは可能な限り避けたい。

 

農家を愚論したから、そいつを愚弄しかえす、それで誰かが得をする?愚弄して気持ちよくなった人以外の誰の利益?


そういった動きを察知して巧みに煽る連中に乗せられ過ぎ。

 

はっきり言えば、宮崎の牛が何頭死のうが知ったこっちゃない。苦労している農家は、宮崎だけじゃあるまいし。知り合いに農家がいるなら話は別でしょ、そういう人は、こんな話で怒るよりもずっと前からとっくに手助けの活動をしているでしょ。

 

牛の悲しみが火山を噴火させるか、決して否。そこには科学も論理も存在していない。この言葉には、何の意味もなければ、感情もない。ただ、ふ~ん、で済ませておけばいいものを、それでは済ませないのには、何か裏がある、そう思わせても仕方ないものがありそう。

 

発言したのは、元民主党議員、ならば、命を粗末にしたことよりも、アンチ民主党の匂いがプンプンする。誰が何をどう感じようが好きに放置しておけばいい。だけど、新聞がこれを利用してうまく分断しようとしている風に見える。

 

今日も新聞は、敵だ、見方だ、と記事を書いているのだろうか?