(新垣) 結衣の党 結成のごあいさつ

始めに申しあげておきますが、わたくしは「結いの党」などというどこの馬の骨かも知れぬ烏合の衆になど、全く眼中にないのであります。

 

恐らく彼らもこれまでの幾らでもあった無能で無策で定年までの年金欲しさに議員生活を延命したいだけ集団なのであります。彼らが目指しているものは政治などではありません。彼らは単に、議員辞職後のテレビのコメンテータの座が欲しいだけなのであります。

 

さて、みなさま。この新垣結衣の党の面々を見てください。彼らの主張をよく読んでみてください。どこかで聞いた、どこかで見た、いつも歩いてきた道なのであります。

 

民主党の失敗は、恐らくこの国にとっては良かったのであります。あの失敗があり、二度目の失敗であります。三度目は成功する可能性が高くなったのであります。

 

では民主党の失敗とは何か。彼らは二大政党という体制を目指した。Aがダメな時に Bというバックアップが有る事は大変に重要である。これは先の福島第一原子力発電所の事故で皆がよく分かった事でありましょう。

 

しかし彼らは失敗したのです。なぜか。それは違いを見せようとしたからであります。彼らは政策だの理念だのそういう違いで戦った。そして勝った。そのままずっこけた。

 

この進みに進んだ国家において争うべき違いなどもはやないのです。彼らは勘違いしていたのであります。違いがあるから、別離すべきだと。違うのであります。別離するから違ってくるのです。

 

これは進化論が示す絶対の真実であります。別の種になったから違う場所に生息しているのではないのです。違う場所に生息しているから長い時間の間に別の種に変わったのであります。

 

では同じものでよいのならひとつの党で良いのではないかと皆さまは聞かれるであろうましょう。それは違うのであります。選択可能な少なくとも二つの党が有る事は大変に重要なのであります。

 

そうであるべき最大の理由は、利権の切断です。全く同じ主張をするふたつの党があったしても、利権と馴れ合いが異なります。馴れ合いが強くなってきたと思った時に、Aを停止しBを動かす。切り替えを行う事、そうすれば馴れ合いがリセットできる、これが最大の存在意義なのであります。

 

それが二大政党制のもっとも重要な点でありまして、これが官僚に対して非常に強い抑制力を与えます。野党に対してないがしろにしたり、情報を隠したり、誤魔化しが出来なくなるのです。

 

露骨に嫌がれば、次に政権交代した時に、左遷されるのである。嫌われればどんな所へ島流しされるか分かりません。人は恨み憎しみを忘れはしないのであります。そんな待遇が待っていると思えば、官僚は政権与党だけでなく、野党にもそれなりの態度で接しなければなりません。これが選択可能な野党が必要な、そして絶対の理由なのであります。

 

色の違い、理念、方針の違い、そういう伝統的なものは、同じものが別れてから、さよう、40年もあれば出てくるものであります。それで良いのあります。性急に今求めるものではないのであります。まったく違う党だね、と言われる頃には、今の子供達が老人になっている、それで十分にいいのであります。

 

これが政権交代というものの姿でありましょう。

 

さて、本日、新垣結衣の党が結成されました。この党は今後発展的解消もあるやもしれません。これを踏み台にしても良いのであります。そりゃ新垣結衣に踏まれるならば、男子の本懐、これ以上の喜びはないのであります。

 

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