7月8日付 よみうり寸評

このよみうり寸評を書いた者は、読売のクズである。卑怯で、他人の名前で物事を語り、読売の看板で仕事をするクズだ。中身がなくて、尊大で、自分では何一つ判断する事なく、気の利いた事を言ったつもりでいる。度し難いクズである、名を名乗れ。

 

■7月8日付 よみうり寸評
(読売新聞 - 07月08日 13:44)

全文掲載

「政府のやり方は人を小ばかにしている。九州電力のやらせメールは言語道断」と佐賀県玄海町の岸本英雄町長。不信と憤慨は当然だ
◆国のエネルギー政策の両輪、政府と電力会社がそろって原発立地の自治体、ひいては広く国民に不信をばらまいてどうする
◆岸本町長は政府のお墨付きを信じ、玄海原発の再稼働をいったんは了承した。が、撤回に転じたのは無理もない。了承後、唐突にストレステスト(耐性検査)の話。順序が違う。首相は思いつきでものを言い過ぎる。「小ばかにして」と思う

◆そんなところへ、やらせメール事件だ。九電には了承の際「ヒューマンエラーがないよう強く要請したのに」。やらせはエラー以前の問題。卑しさが情けない
◆「九電との信頼関係に亀裂が入った」と町長。県民への説明会の公正を疑わせては再稼働賛成派も反発する。原発安全神話の成立にも不信を生む逆効果の愚行

◆九電社長の謝罪会見も差し入れられたメモで話が変わるお粗末。最高責任者らしからぬ会見だった。

 

どうだろうか、玄海町町長のセリフに同意する。国と電力会社が不信をまいていると言う、その言やよし。

 

だが、国のストレステストは受け入れられないと言う、これは記者の気持ちか、町長の気持ちか。


不信をまいている、と言われたから更にテストを追加した。すると梯子を外されたと反対に転じた、それは安全よりもプライドの問題である、そう言いたいのか。

 

だが、よく読んでみると、町長はちっとも反対になどしていない。反対に転じたのではない、撤回に転じたとある、初めて聞く日本語だ。了承を撤回した、と書くべきだ。

 

町長だって「小馬鹿にされて」撤回したのではなかろう?政府がストレステストをやらせてくれ、というから、ならどうぞどうぞ、それまでは停止しときますね、当たり前である。

 

そしてやらせメールの話し。十分読売もやらせ臭ぷんぷんの文章だかな。やらせが卑しいという。なるほど、読売も卑しいのには納得した。

 

九州電力がした事は、反対派が多いだろうからと少しばかり味方を増やそうとした行為である。その行為が戦略として失敗に終わったのは、まぁよい。

 

他の記事によれば

説明会にはメール473件(賛成226件、反対119件など)、ファクス116件(賛成60件、反対44件など)が寄せられた。

という。

 

このうち、50通がやらせだというので、226+60-50=賛成派=236、119+44=反対派=163。

 

ここで言うべきは、それでも賛成派が多い、という話ではない。たかだが、総数473件の少なさである。

 

今回の事故でどうやら放射線は国境も県境もあまり気にしないジプシーみたいな人らしい、と言う事が分かっている。それでも佐賀県の説明会にたった500通の意見しか来ないのである。開催そのものを知らない人が95%じゃないか。

 

県民85万人のうちのどれほどの声なのか、この説明会で聞こえてきた声とは。声を出せば勝つ方法をまだ採用しているのか。そんなものの対応の仕方さえ間違えるような電力会社である、本当に原子力発電を制御しうるのか。

 

敵を利したという意味では愚行である。ビジネスの基本は常に誠実にあるとかの松下も言っている。政治家も頭を抱えるだろう、そりゃ、迂闊に味方したら自分の評判にも傷がつく。


まずいことしてくれたねぇ。

 

原発を止めよという、よろしい、止めようじゃないか。だが、この記者は一言も原発を止めよと言ってはいない。再開せよ、とも言わない、九電は愚か者だと気取って呟いている。


ここには何もない、彼は何も言っていない。適当な文章を切り貼りして一つの文章にしてみた。とびっきりの人間の卑屈さを背景にして。なぜならこの記者の関心は原子力発電などにはない。ただ民主党政権を貶めたい、それだけである。

 

よし、原発を止めよう。その結果、電気料金は2000円は値上がりする。覚悟はいいか。

 

それくらい払うよ、という。君は愚か者だが、いい奴だ。

 

電気とはインフラ中のインフラだから、それが値上がりするという事は全てが値上がりする。あらゆる、そうだな、ガス代も値上がりする。

 

電気に触れて作られるもの、サービス、生活、公共、全てが影響下にある。野菜も米も、ガスも水道も下水も、自動車も電車も、コンビニも食料も工業製品も、キャバクラも風俗も、そして税金も何もかも。

 

自分の家に届く2000円の値上がりは、自分の家だけの話ではない、天網恢恢疎にして漏らさずである。隣の家も、そのまた隣もその隣にある八百屋も、その隣にある工場も、その隣のデパートも、その隣の市役所も、全て。

 

一斉に値上がりする、物価上昇だからこれはインフレか、しかし、収入は上がらないからスタグフレーション(stagflation)ではないのか。

 

よろしい、原発を止めよう。電気の値上がりも、電気不足も起こらない。なぜなら生産量は今のまま節約で乗り切るからだ。

 

仮に不足しても日本の電力会社は大規模停電は起こさない。彼らは計画停電で乗り切る。石油にしろ、天然ガス、メタン、代替資源はまだまだある。たかが30%の切り離しだけではないか。

 

生産に関係しない電力を節電する事で乗り切ることは可能だ。関係ない電気を消すだけでよい。

 

電気は生産に関係する経済活動に優先するという事だから、これは戦争中のエネルギー政策を参考すれば一番正しい。当時、どのようにエネルギーをやりくりしたかは知らないが。


それでも原発を止める事に賛成する。そうだ、これはあの戦争の再来だ。徹底的にエネルギーを節約すべきだ、電気の1Wは血の一滴、この標語を毛嫌いなどするわけもない。

 

暑さに弱い子供、老人、障碍者は、都会から疎開すべし。昼間の家庭では電気使用量を、極力圧縮すべし。冷蔵庫とテレビ録画以外は全てを停止すべし。

 

発熱電球を使うなら特別税を掛ける(無駄使い税)。全てLED電球に変えるべし。暑い時間帯は家にいるの禁止、プールに行ったりデパートやお風呂で過ごすべし。

 

熱帯夜から解放するために、夜間のクーラー使用禁止、部屋を開けっ放しに。泥棒が怖いだろうから、この期間だけ、泥棒は全員即刻死刑とする(非国民として)。

 

これは別に冗談ではない。どうだろうか、読売の作者は、何も語っていない。ただ世論を喚起して感情を高ぶらせ誘導したいだけである。アジテーターの役割を果たしたいだけである。

 

原発も、原発推進も、行く先はどちらも茨の道なのである。それが読売の薄っぺらい記者には分かっていない。それくらい薄っぺらくなければ、切実な問題を取り上げているふりしながら政権批判をしたいだけの扇動記事は書けないのである。そのよい見本である。

 

よく恥ずかしくないな、読売のクズ。