副看守長、受刑者の乳首触る 「反応面白かった」

まてまて、女じゃなくて男か、というツッコミが最初。どうしても普通は刑務所内レイプから疑うのが第一報。で、ああ、男に対してか、ということは刑務官が女のパターンかな?と読めばそうでもない。そっかBL系か。

 

だが、まてまて。この時点で明らかに刑務官が悪いというのが前提にある。最初から事件の構造は変わらず、キャラクターが変わって行くだけである。悪いのが刑務官という思い込みが変わるタイミングがない。

 

いやいや、まずは触られた受刑者の犯罪を書かなきゃフェアとは言えない。

 

犯罪の内容によってこの問題は態度が変わる。それが当たり前だ。刑期を終えたら償ったなどありえない。刑罰に一区切りつけただけである。だから再犯は通常罪が重くなる。

 

犯罪の程度でこの行為への見方は大きく小さく変わる。アメリカの刑務所でも、警察官が収容されたり子供相手の犯罪者では強烈に(死亡もある)いじめられると言われている。

 

当然であるが、この犯罪者にも権利を主張する権利を有する。だが、それは犯した罪の大きさに依存する。権利はあっても周囲の視線がそれを支持するとは限らない。凶悪であればあるほど、同情は得られないし、違法行為を受けようとも、それが許容される可能性は高くなる。

 

それが自然な人間の心理だろうと思われる。

 

手ぬるいのである。相手が100円のアイスを窃盗したのか、20人をレイプした強姦魔か、30人を人身売買した悪党か、40人を殺したシリアルキラーであるか、それによって、判断は大きく変わる。

 

犯罪者の誰に対しても平等は、ありえない。

 

といいつつも、大阪刑務所は収容分類級はB(再犯者)、F(外国人)、LB(無期刑を含む長期収容再犯者)だそうで、2000年に入ってからの不祥事が後を絶たないそうである。

 

再発防止はたぶん徒労であえる。

 

だいいち、本気で再発防止したいなら、この刑務官を強姦系か何か前科を付けなければ辻褄が合わない。

 

どうも大阪は手ぬるいのである。