尾田栄一郎がコメントしたマンガなら注目の的である。売り上げにもはっきりと影響する。そういう事を懸念して、皇族の方は決して特定の商品の名を口にしないし、当然ながら、NHKも商品名を出すことには神経質である。
つまり、名前には言霊がある。仮に霊など迷信だとしても、社会の中で名前の流通ほど威力のあるものはない。名前は後押しではなく、先行する人が引き上げるものであるとも言う。誰かに誰かを紹介する、そういう行為に既に打算と運と力学が働いている。
もちろん、この漫画が面白いのは間違いない。読んだ事はないが間違いあるまい。それはよい。しかし、なぜこのタイミングで特定の作品だけを。という思いは捨てきれない。
だって2016年に広瀬すず主演で映画化した作品だよ。もうこのタイミングでこの話は、どう見ても、嵌められたか、嵌めたか、どちらかしか想像できない。
と、ここまでが枕である。
広瀬すずちゃん。まだ10代の女優である。しかし、CMに出ずっぱりで、テレビで見ない日はない。それが多くの人の中で醸造しているものがある。人の中で絶賛発酵中である。
それはイライラ。もう彼女を見ているとイライラが止まらない。何故かイラッとする。これが不思議なのは、彼女は何も悪くないという事、しかし、この不快感は止められない。なにが、なに故?
しかし、ここで重要な事は彼女がまだ10代な事。さずかに10代の未成年を叩くのはまずい。大人としての矜持がこれを潔しと許さない、それをしては大人としての見識を疑われる。(こんなことを書いている時点で矜持や見識はかなり疑わしい。)
だから人々はいま彼女が20歳を超えるのを待っている訳だ。このまますくすくと生意気に成長して欲しい。そして20歳のラインを超えた時に、その最高潮で一気に反撃である。
この構図は、ラインハルトとヤンみたいなものだ。すずちゃんがもちろんラインハルトである。ああ、確かに彼女にはラインハルトを演じてみて欲しい。女王様ー。
そう、彼女はまだ王様気取りなのである。それではだめだ、王様は子供に笑われると相場が決まっている。しかし、皇帝を笑う子供はこの世に存在しない。