これが戦争か 突然の砲撃語る - 延坪島砲撃

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普通に考えれば怒髪天、撃ってきた周辺地域に上陸して占領する、がある。占拠することで戦争は始まってきた。


これに対して、北朝鮮側は、守備する自信があるのか、どうか。

 

一方の韓国軍に上陸する部隊はあるのか、ないのか。


補給を考えれば、上陸だけで済むわけがなく、国境を突き破らないといけない。そうなった時に、韓国側が有利だとは思うのだけれど、全面戦争に発展するかどうかはどちらがイニシアティブの権利か。


ソウルは火の海になるかも知れないし、北朝鮮は核を持っている。周辺を制圧した所で核を使われる危険性があるなら、これは躊躇する。ちゃんとした戦略に基づく必要がある。


それを首都に向けて撃ってくる可能性も懸念しなければならない。核を受ける覚悟で軍を進めるなんて、そんな命令を出せる人はあんまりいない。

 

では、周辺地域だけでなく、いっそ、首都をやっちまおう、という話はどうだろう。金政権を倒すとは、個人の遺産相続と同じで、負債も引き継ぐという事だ。

 

特に東西ドイツがひとつのモデルとなっているので、今の不景気な時期にはやりたくないだろう。

 

また、中国が北朝鮮を潰したくない場合、北朝鮮(+中国支援付き)とやり合わなければならない。これも悩ましい。

 

要するに、砲撃を受けた事を理由に、目的を制定せずに戦争は始められない、という事だ。防衛する側は、反撃はするが、それ以上の行動が起こせないのは目的が決められないからだ。

 

よって、進撃はない、と踏んだ上での北朝鮮の動きだとしたら、これはこれで、状況の把握が上手いのか、軍の掌握に綻びがあるのか、北の三代目がいけいけドンドンな人じゃないかな、と思ったりもするが、

 

要するに防衛戦というのは、戦争の仕方が限定される(後手)、という事なんだろう。

 

囲碁で言えば、黒、北朝鮮、白、韓国ってとこか。それとも、イスラエルとイランが一つの模範になるか。

 

勿論、わが防衛省は、色々な状況をシミュレーションして準備万端してるから大丈夫だ。