放射線量「独自測定」が広がる

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測定しデータ収取するのは全ての出発点だから、するのが正しい。だが、ここからデータもなければ観察にも基づかない話をする。


遺伝子の発祥を知るものはいないが、進化という考え方を僕たちは知っている。遺伝子が変わる理由に色々ある事も知っている。

 

まず遺伝子自身が変わりやすい性質を持っている。次にウイルスによって遺伝子の置き換えが起きる。化学物質もあるだろうし放射線も進化を促進する力だろう。

 

だが、それでも猿の群れの中に突然変異で裸のサルが生まれ、それが人となった、という説は受け入れがたい。絶滅危惧種を見ても分かる通り、ある一定数以上の固体が生まれないと種として増えるのは難しいはずだ。

 

アダムとイブだけから人が産めよ増えよとなるのには無理がある。裸のサルが一匹生まれて群れ中の雌と交尾して人ばかりになる、というシナリオは受け入れがたい。たぶん、他の雄からよってたかって攻撃されて死ぬのがオチだ。

 

だから思うのだが、進化するにはその環境が整う必要がある。つまり、サルからヒトへと進化するなら、その準備が整っている必要がある。つまり、群れ全体がヒトへと変わりやすい遺伝的な準備が整っている必要がある。そしてある条件が満たされた時に一斉にヒトへと変わってゆく。

 

進化し新しい種が生まれるには、その前段階にある種はコップが満杯になった水のように少しの揺れでも水が溢れ出すような状態になっておく必要がある。そこに自然淘汰や棲み分けの環境からの圧で進化の促進か淘汰が起きる。

 

ヒトへと進化したサルは、ヒトへと変わりやすい段階にあったのだと思う。今の僕たちが生きるこの世界も、次への準備をしている。それはあるきっかけで、あちらでもこちらでも、新しい種が生まれるだろう。今もそういう状況にあるはずなので、いつの日か、一斉にヒトではない、新しい種が社会に産み落とされたとしても不思議はない。

 

今回の放射能汚染がそのきっかけになる可能性さえある。人類の変革は、10万年単位で見れば、ありえないことではない。最初のヒト様生物が発生して400万年。現生人類が4万年。ガンダムではニュータイプという新しい感覚器を備えた人類の登場を予測していた。地球へではミューという超能力を備えた人類を描いた。そこでは、旧人と新人の対立が起きうるというのが主要なテーマだったのだが、それが何だが今にも起きそうである。

 

我々は進化した種ではないし、この震災によって一斉に人が変わるとは思わない。マスコミを見よ。彼らはこの大震災を見ながらも、何一つ新しいものは生み出せていないのである。

 

だが、あちらこちらで声は聞こえてこないが、何かを感じ、考え、新たな思いを持った人たちがいるだろう。これら人々の中にも対立するテーマがある。


新しい種が生まれた時に、我々の先祖のサルは新しい裸のサルを育てた。我々はどうするだろうか。