「アムロ、行きまーす!」も再現可能 「ガンダム」ホワイトベースのカタパルトがジオラマに

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ホワイトベースの格納庫は将来の主力であるGMを前提として規格化されたと思う。建造時には、形にはなっていないにしても、GMモビルスーツ部隊の主力になるのは確定していたと思うし、GMプロトタイプ機の製造はもう始まっていた公算が高い。

 

ガンダムGMの試作機というより、時期的な重なりを考えれば、GMとほぼ同時期にGMベースで製造されGM後継機のための研究実証機として考えた方が辻褄は合う。というのもGMと比べても過剰スペック過ぎるからだ。

 

実際に戦争の推移はGMの投入によって劇的に変わったように見える。これは時期的には間違いなくGMがザクシリーズを圧倒するだけの物量となった事の証だし、それ以前から連邦の反抗作戦は着実にジオンを後退させていたのだろう。

 

それは恐らくモビルスーツの投入だけの問題ではないはずで、戦後に研究が進めば、当初戦争を優位に進めていたジオンが次第に押し込まれていったのは、地上の資源争いに敗れたというより、宇宙資源の争いに負けたのではないかとも想像できる。

 

作中では書かれていなかったが、決定的に、ジオンは小惑星帯からの資源輸送網がずたずたに破壊されたに違いないのである。そこに投入された部隊はガンダム試作機など問題にならないくらいの超極秘部隊であって、作中でも触れられなかったと考えると納得がいく。そこに投入されたガンダムを凌ぐ開発機があったとしてもそれもまた驚くには値しない。

 

いずれにせよ、二足歩行18mのMSを搭載するための設計をホワイトベースはしていたはずだから、ガンダムガンキャノンの搭載は予め想定済みだったとしても、ガンタンクは絶対にあそこに配置する想定ではなかったと思う。

 

事情が事情で貴重な戦力であったし、船に括り付けて移動型砲塔として活用できるし、コアシステムが搭載されているから、捨ててゆく訳にもいかない。だから無理やりにでもホワイトベースに乗せたと思うんだけど、搭載するとしても規格外だからどうしたか。

 

ホワイトベースの出航が遅れた理由のひとつとしてガンタンクを搭載するために右往左往した技術者たちがいた。頼むから破壊してくれるな、出航までには必ず搭載させてみせるから、みたいな。

 

そんなドラマが感じられるジオラマがあってもいいな。