性加害報道の榊英雄監督作品「ハザードランプ」は予定通り公開へ、製作委員会が文書発表

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まず、映画「ハザードランプ」で監督を務めた榊英雄氏に関する報道について、心を痛められている全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。

報道されている性加害、ハラスメントは、事実であれば決して許されない事であり、映画「ハザードランプ」製作委員会としても断固非難致します。

ただ、映画は多くのスタッフ、キャストなど関係者の労力と協力のもと、共同作業で製作されております。関係者の尽力に報いるためにも、また映画の公開を望んでくださっているお客様のためにも、映画「ハザードランプ」を劇場公開したいと考えております。

上映開始日は、当初の予定通り4月15日(金)とさせていただきたく、各所と協議を進めて参ります。何卒、宜しくお願い申し上げます。

2022年3月14日

 

当然すぎる事だが邦画である。語る価値のある作品がそうそう生まれるわけがない。

 

だがこれも当然すぎる事だが、作品の価値とそれを作った人間の下衆さはリンクしない。優れた作品ならば製作者が死に絶えた後も残る。時代の風雪を受けて、作った人間の犯罪や屑さが洗い流されその作品が持つ力だけが残ってゆく。

 

それが後世の人の心も打つならば何度も蘇り再生されてゆくだろう。万葉集が今も誰かの心に何かを残すように。ギリシャの彫刻が今を生きる誰かのインスピレーションとなり、何万年も前の誰かの石器がこれからも人のイマジネーションをくすぐるように。

 

それにしてもウクライナでロシア軍の残虐さが報道されている横で、犯罪者(正確には逮捕もされていないので容疑者でさえない。そういう意味ではプロパガンダかも知れないしフェイクかも知れないし被害者の狂言である可能性も大いにあるが本人が謝罪したので極めて本当なのであろう)の取った作品を強行に上演しようとする制作委員会の言い分もその行動もプーチンを見習っているとしか見えない。

 

目の前の現物を回収するために馬鹿な手を打ったものである。白黒はっきりさせて、きちんとほとぼりが冷めるまで寝かした方が実害は少なくなったであろうに。プーチンの方が脳腫瘍や老化などの疾患が疑われるだけまだましである。この人たちは健常者でありながらこのような判断が出来たのである。

 

そもそも邦画である。その価値観は海外で表彰されるまで誰にも分からない代物である。さて今すぐ見なければならない価値があるとは到底いえまい。

 

報道が過激になれば、当然映画館も上演を控えるだろう。というかこのような報道があっても上演するならそうとうの信念の持ち主か、弱みを握られているのである。

 

公開する事にしたけど全館拒否が妥当な落ち着き場所だと思うが、そうなると逆にもの好きが見たいと思うだろうから幾つかは上演するだろう。理由はなんとでもなる。

 

繰り返すが所詮は邦画なのである。見たいと思う人の気持ちを大切にするほどの価値などありはしない。大量消費時代の夢を今も見続ける、たかが邦画である。されど邦画とさえいう気にならない。その辺で燃やした所で誰も困りはしないのである。

 

この後、批判の雨嵐となるだろう。そうでなくともウクライナロシアロシア戦争でみんなが殺気立っているのである。わざわざ犯罪者が撮影した作品を見たいと思うだろうか。そんな人が大量に発生する程の作品とは思えない。

 

逆に叩くには丁度いいストレス発散である。今やロシアを擁護すると職を失っても文句は言えない世界なのである。

 

制作委員会はこれらの方針を恐らく撤回する事になるだろうが、ロシアよろしく強行突破できると判断した理由が分からない。そこまでいい作品なのかと下衆の勘繰りさえしてしまう。本気で自信があるなら数年寝かせてから条件付きで公開すれば良かったのである。おそらく自転車操業。いますぐ回収しなければならない理由があったのだろう。

 

上映した所でガラガラであればそれもよし、話題性があるとして満杯になると踏んだとしてもその判断もそれもよし。別に興味ない。

 

そのうち、主演をはった二人もコメントを要求されるだろう。というかコメントが必須である。無視するならそのような俳優を誰が見たいと思うだろうか?俳優陣は制作委員会に損害賠償しても構わないレベルのスキャンダルなのである。監督の家族に関しては語る言葉もない。

 

ライターたちは今頃、どうコメントすればいいかと頭を悩ませているだろう。しようもない話だ、ゼレンスキ大統領のコメントを考えている人たちの方がよほどやりがいがあるじゃないかと思いながら。。。。

 

いや確かにこの戦争でもっとも得をしたのはゼレンスキ―大統領なのである。事実、支持率は爆上がり中なのである。もちろん、ロシアに捕まればタダではすまないリスクはある。その時にはプーチンの幕僚としてテレビに登場しても驚きはしないのである。銀英伝で何度も見た。

 

ロシアのテレビ局では生放送中に勇気ある反戦を訴える人が現れた。ロシア人自身が色々な場所で戦っている。プーチンを支持するために、プーチンに反対するために。其れと比べれば「関係者の尽力に報いる」という言葉のなんと空疎な事か。

 

金の回収がただちに必要と言えば納得するのである。

 

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