子ども手当「国内居住」要件に…来年度以降

子ども手当「国内居住」要件に…来年度以降
(読売新聞 - 11月14日)

政府は2011年度以降に支給する子ども手当について、中学生以下の子どもが国内に居住していることを支給要件として課す方針を決めた。来年の通常国会に提出する子ども手当法案に明記する。

 

また、父母らがおらず、児童養護施設などに入所している子どもは10年度の支給対象から外れていたが、11年度は施設に対し、入所している人数分の子ども手当を支給する方向で調整している。

 

国内居住を要件とするのは、10年度支給を巡って、「海外に多数の養子がいると主張すれば、不正に受給することも可能だ」などと制度設計の不備を批判する声が相次いだからだ。

 

過ちては則ち改むるに憚ること勿れ。

 

なんでもやってみて、というのでは取り返しがつかない事もあるので気を付けないといけないが、基本的に政治というのは毎年毎年、問題点を改良してゆく作業であるから、こうやって見直しをかけてゆく事は否定してはならないし避けえない事だ。

 

彼らも始めるにあたっては色々と議論した筈である、その制度について。関連法案や手当から漏れる子はいないか、どの程度の予算で設計するか。

 

その妥協の結論として今回はこうする、という方針を決めたはずで、実際にやってみて、失敗したと思う事、評判の悪い事がある事を予想の範疇だろう。

 

世論からの反発によってその意見通りに変えてゆくのが良い結果を生むかどうかの保証はない。だが、見直しをかけるというのは、決して悪い態度でない。


もちろん、改悪したら、再び、世間からの批判を受ければいいだけの話だ。何回(年)かじゅんぐりにやれば、だいたいの落とし所は決まってくるだろう。


しっかし、民主党の人って白髪が増えたよなぁとちょっと思った。ま、白髪になろうが禿げようがそれで死ぬ事はないのである。頑張れ。