初期の恐竜はネコ並みの「小ささ」、4本足で歩行=米研究者

研究者ではないし熱心な愛好家でもない。当然、持っている知識はその辺の初心者用の図鑑程度でさえない。

 

だから、妄想しか出来ない。

 

テレビに出てくる恐竜は、獲物を襲う時にゴジラよろしく吠えまくる。多くの捕食者は、エネルギーロスを抑えて最大効率で獲物を捕まえようとするから、捕食相手に自分の存在を教える理由はない。特定の方向に追い込みたい場合以外で音をたてる理由がない。

 

多くの動物は静かに近づけるように足や羽を機能化させている。獲物を襲う途中に走りながらガオーと吠えるCGを見せられると、これは本当?と偽物という言葉が口から出る。


あと、どうしてもあの二足歩行には納得できない。どう見てもバランスが悪すぎる。昔のゴジラみたいな人間の着ぐるみスタイルではない事には同意するし、人間の骨格だって二足歩行とすればどう見てもバランスは悪く見える筈という事も理解する。

 

あのスタイルで研究者の見解はおおまか一致しているのだろうし、それを裏付ける証拠化石、直接的な証拠としても足跡に尻尾の跡がないなども見つかっているとは思うのだが、それでも。

 

尻尾をピンとはり足を支点とするシーソーのような立ち方は無理ではないか?と言う疑問と言う名の妄想は膨らむ。

 

まず彼らは頭が大きい。頭蓋骨だけで相当の重量である。それを地面に水平に維持するにはどのような機構が必要か。水平を保つのは筋力だけでは無理ではないか。すると、強力な腱や骨の仕組みで支えている事になる。

 

尻尾も同様。あれも大層な重量があるはずで、それを水平に保つのも筋力だけではないだろう。

 

現在、あのような形をとった二足歩行する動物がいない事も不思議で、恐竜型の二足歩行が遺伝しなかったのは不思議である。幅広くは知らないが、現生生物の歩行と全く関連性が見つからないのは恐竜くらいではないか。

 

少なくとも数億年のオーダーで地球で繁栄したメカニズムがその後に伝わっていないとか収斂進化さえ起きていないというのも納得できない。そんな特殊な状況でのみ優位だったのか。まさか。

 

人のように直立型ではなかったろうが、もう少し鳥に近いといいのだが。だが鳥にあれだけ重い種はいない。歩行性鳥類の駝鳥やエミューでさえ相当違う。カンガルーのような形はどうか、だが直立となると余計にあの頭の大きさでは無理そうだ。

 

とにかく今の復元図ではプラスチックモデルでさえ立てないバランスである。ただ起立するだけでも大量のエネルギーを消費するのは納得できない。あと、この構造だと頭を高くして遠くをみれるのか。高さを確保して遠くを見たり匂いを感じるのはそれなりに有効と思えるのだが。

 

さて、では、彼らは、どういう歩き方をしていたのだろう。

 

とりあえず水平型が一番効率がいいという研究がある。

cir.nii.ac.jp

 

研究者にはこういう楽しみがある。それを資産を使って追求する事ができる。仮説を試す、誰かと対話する。情熱が消えても仕事はある。


当時の酸素濃度は現在よりもずっと高くて、それで植物も昆虫も動物も巨大化できたと聞いたことがある。すると山火事も盛大だったのか、酸素濃度が高いと活性酸素も増えそうで癌にもなりやすいのか。

 

妄想は続く。