小沢氏引き継ぎ 会談は約3分

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小沢一郎が事細かく引き継ぎしたら、「枝野、小沢に取り込まれた、傀儡か」と報道されるに決まっている。ニュースを見るなら、もし反対の事が起きたらどう報道されるのかを想像してみるのもいい。必ず、同じ方向性のタイトルが見つかるものだ。


後の人が自由にやるためにも「引き継ぎは特になし、自由にやってくれ」のほうが理想的だ。

 

「資料は、どこそこにある、詳しくは、細野豪志に聞いてくれ、分からんかったら誰かを聞きに来させてくれ、ほいじゃ、後は、よろしく。」

 

ほら3分は不要だ。引継ぎをする方も受ける方も素人ではない。恐らく密接にこれまでも関係してきた筈だ。ましてや現場の担当者ではない。トップの引き継ぎなんてものはこんなものではないか。


小沢一郎はよく分からない人だ。何やっても嫌われる。しかも、どうもおかしい。この人の発言は殆ど出てこない。取り巻きの発言ばかりが、ざくざくと出てくる。これがたいへんにオカシイ。

 

わざとその状況を作っているのか。側近が仕方なく動いているなにがしかの信念か。情報を隠す事が力を得ると考えているなら民主主義に真っ向から反する信念である。

 

民主党のこの重要な時期に、こんな発言するだろうかと首をかしげるような発言が新聞やテレビから次々と聞こえてくる。内紛を起こすような発言をして、それが新聞に出て、それを政権は喜ぶだろうか?

 

例えば、新聞には小沢派の議員が「枝野が」と呼び捨てにしたと言う記事がある。そんな馬鹿な、さんづけするだろ?普通、常識、当然。あり得ない。

 

人前で人の事を敬称略で呼び捨ては有り得ない。ましてや新聞記者の前で。敬称略か、さんづけかだけで読者の印象は全然変わる。だから、ありえない、と判断するのが、合理的である。

 

そんな発言してないよ、と彼らが言うならすごく納得する。なるほど、これはマスメディアのいつもの脚本である。

 

だから、別に小沢一郎枝野幸男が仲良しとか、今後も対立しないとか、そんな話じゃなくて、今のこの段階で対立しようとしている、という話は、新聞の脚色じゃないか?と思って読む方が納得できる。

 

だがそうすると新聞記者は明らかに嘘を捏造した事になる。この国の報道機関でゴシップ同然の事をするだろうか?

 

今の時期に、そんな事するなどありえない。仮にあったとしても水面下である。オフレコでなければ嘘だ。彼らは仲間ではないかも知れないが、一つの組織である。そして、組織としての将来が懸かるこの重要な時期に、そんな馬鹿な話があるのか。