ネット一転「岡ちゃんごめん」

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テレビでは、既に”祝”。本人達はこれからじゃないのか。本当の決戦はこれからだから。ここで満足する気では来てないと思う。

 

ゴルフでいえば、予選を通っただけ。サッカーでも同じだが。これからが本番だし、こっからがやっと本当のWCが始まると、言わば言え、だ。

 

やってる本人達がこれから気を引き締めて、一秒の余裕もなく戦いに備えている時に
もう、ゆるゆる、では次の戦いの力になるだろうか。そうは言わずに気を落ち着けというのもない訳ではない。

 

気が張っていては次こそ戦えなくなる。上手なチームはここで臨戦態勢の状態を落さないままリセットする。

 

それでも、予選のデンマーク戦は、見ていた面白かった。今まで見た事のないシーンがあちこちにあって、過去全ての代表戦で、最高の一戦じゃなかったろうか。

 

一歩を進めた。WCへの扉を開け、長い廊下を歩いて、これでようやくピッチに立つ、という感じ。このWCが終われば、どうしても一歩後退する事になる。選手の主力も変わってゆくだろうし、監督も変わるだろう。


また、スクラップしてビルドするという作業から始める。だからこそ、ここでもう一歩先に進みたいんだ。

 

二歩進んでおけば、一歩下がっても全体では先に進んでいる。一歩では、一歩下がると、元の場所に戻る。だから、もう一歩を、進めて欲しい。

 

だから、次の勝利こそが見たい。いや、勝敗は時の運もある。それでもデンマーク戦で見せたポテンシャルが、本戦で発揮されれば、どういうシーンを見せてくれるか、それが楽しみだ。

 

勿論、世界一強いとはとても言えないし、デンマーク戦でさえ、4割はくそみたいなミスや球ころがしをしていた。幾つかのコンビネーションはずれもあったろう。

 

ゴルフのパターと同じで調子の良かった方が勝利する、と言うようなシュートが入っただけで勝っただけではないのか、という気もする。

 

それでも喜ばしい。反省できる点が多いというのは、未だ未だ強くなる証拠だから。そして、こうして、歓声が上がっている時も、しかめっ面をしてビデオを覗き込んでいるスタッフがいる。

 

このまじめさが最後の最後に期待できる唯一つの理由だ。岡田武史が監督で良かったじゃないか、と。

 

ここまでは、お遊びだぜ、こっからが本番じゃないか、と言っているチームばかりの筈である、最大16チームだけど。追い込まれなければ本気を出せない、わが日本代表。崖っぷちが大好きな国民性でもあるのだろうか。

 

モチベーションで勝てるなど第二次世界大戦ではあるまいし、そんな事は絶対にないのだけれど、もうモチベーション以外の要素が思いつかない。ここからは総合力である。なんでもぶち込んで戦いに挑む、敵は圧倒的に強いぞぉ。