夏休みの自由研究にいかが? 「プログラミン」で誰でもお手軽プログラミング!

nlab.itmedia.co.jp

 

小飼弾 404 でも取り上げている。

blog.livedoor.jp

 

この人は日本でも、もっとも幅広い技術系ブロガーだと思っている。書評からプログラミングまでとても広い範囲をカバーできる人。

 

この人の記事は、なんと言うか、一つ、ぴりりとした山椒があって、それが、大変、鋭いカッターナイフだったり、まったく知らない知識だったり、思ってもみなかった事例だったりして、そうやって隙をばんばん突いてくるもんで、それが心地よいけど、それはこちらの防空網が機能している間だけで、一歩間違えるとへこむ。

 

この能力ってどこから出てきたんだろう、と少々不思議ではある。幅広い知識の一例として速読を取り上げてもいたりもした気がする。風貌は、尊師麻原みたいな感じで、とても尊敬可能なビジュアルではなく、この系統には、江川達也庵野秀明などがいる。それなりのパターンがあるのか?

 

さて、この文科省がやっている「プロミン」ってのは、正体は、Scratchというプログラム言語と思われる。

scratch.mit.edu

 

Scratch is developed
by the Lifelong Kindergarten Group at the MIT Media Lab,
with financial support
from the National Science Foundation, Microsoft, Intel Foundation, MacArthur Foundation, Google, Iomega and MIT Media Lab research consortia.

 

ScratchはMITメディアラボのライフロングキンダーガーテングループが開発しました。

米国科学財団、MicrosoftIntelマッカーサー財団、Google、アイオメガ、MITメディアラボ研究コンソーシアムから財政援助を受けています。

 

プログラム構造をグラフィック表現している。CUIGUIがコマンドという点では等価で、入力がキーボードか、マウスかの違いであるように、グラフィカルな表現はUMLと同様でそれがプログラム的であるに過ぎない。要はフローチャートのまま言語化したものである。

 

たったそれだけでハードルが下がった気がする。これは最初の記憶量の減少であって、本来等質であるから何かが簡単になった訳ではない。それでも、プログラムとは何か、を体験し学習するにはよい環境と思われる。

 

使ってみれば面白く遊べると思う。誰かが言ってたように、これは動くレゴブロック。

 

プログラムって何、と聞かれても、これまで考えてこなかったけれど、さて、なんと説明できるだろう。

 

何かこうしたい、というのがあれば、それがプログラムだと思う。こうしたい、という欲求があればそれがプログラムである。

 

だからプラモデルを作る所作もプログラムだし、日曜大工で椅子を作るのもプログラムである。明日のデートのプランを作るのも、今日の昼食を考えるのもプログラムである。

 

ただしそれはプログラム言語とは呼ばない。

 

プログラミンに行ってみると、まず絵を貼って、それで動すのか、となるでしょう。どう動かしたいか、がプログラムで、ただ万能ではないので出来る事の中から選択してゆかなければならない。その制約をプログラミング言語と呼ぶのかも。

 

だからこれを目の前にしても「こうしたい」が出てこなかったり、直ぐに閉じたくなるのなら「ここには自由がない」と叫んで走り出したくなるかも知れません。不自由は使わない理由です。

 

ラベルがあって、処理の途中でも、また先頭から処理される仕様が、とても不思議な感じがした。マルチスレッドの実装をこう表現するとはサンプル見るまでは気付かなかった。なるほど、考えるとはこういう事か。

 

さて、こういうのを文科省がやるべきか、誰も手をださないならやる方がいい。だが、それは民間の力の減衰ではないか。それをなんとか支えているロケットのような気もする。それが燃焼し尽くしたらどうするんだろう。

 

こういうのはさっさと独立行政法人で、と思ったがそれでは駄目だ。豊かな民間での活動で維持できないなら先は暗い。

 

ブースターは大気圏で切り離すものだから。