鳩山氏「応援することが大義」

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鳩山由紀夫は信用できない、とは他でも書いているが、例えば、こんな話はどうだろう。

 

「あかん、このままじゃ小沢一郎さん、民主党を割るってよ。あそこも下からの突き上げが激しいみたいだ。」

 

「困ったなぁ、このまま菅直人さんで行けるようにとマスコミに金ばらまいて来たのに。菅さんの続投に70%という世論を受けてもまだ収まらないみたいね?」

 

「あれ、名簿に細工とかした結果らしいですよ。」

 

「それはいつもの事でしょ。それよりこれどうする?このままじゃ党が分裂しちゃうよ。」

 

「代表選に持ち込んで白黒決めて戦うしかないんじゃないですかねぇ?」

 

「地方議員と党員・サポータ票がどう流れるかだね。これで菅直人が勝てばいいんだが。」

 

「ええ、だから、多分、3人目の立候補が必要でそれで票を割らせますよ。そうしたら過半数がないと決戦投票になりますから。」

 

過半数に達しない場合は、国会議員だけの決選投票に持ち込めるのか。」

 

「ええ。そうなります。そうすると、小沢さんが勝つ可能性が高くなるね」

 

「ええ。」

 

「俺がもう一回、やってみるか?」

 

「誰が納得するんですか?」

 

「いや、小沢さん側についてみるよ。それで、決戦投票まで持っていく。それでどうにか負けるように仕向けていくよ。」

 

「くれぐれも接戦にして下さいよ。大敗したらまたあのプライドがありますからね。」

 

「分かってるよ。その次には小沢首相とか、なんとかかんとか言いふくめてみせるから。」

 

「大丈夫ですか、どうこう言ってもあんたはその人辺りの良さだけで首相にまで上り詰めた男ですからね。期待してます。」

 

「うるさいよ、それ褒めてないでしょう。支持率下げるためなら悪者にでもなって何でもやるよ。緊張感を持って。なんとか党の分裂は食い止めたい。」

 

「ええ、小沢一郎さんの見方の振りして、なんとかやってて下さいよ。」

 

「まかせておけ、沖縄では失敗したが、とりあえず暑い中あちこち連れ回してみるさ。上手くいけば問題が解決する。」

 

参議院選の敗退が国民の総意ならこの時期に政権与党がごたごたになるのも初めから織り込み済みの事と理解しなければ、理屈が立たない。

 

そういうつもりで投票したのではない、と言っても、その結果がどういう進路に進もうがそれは国民が払うツケとなる。

 

投票しようがしまいが、王政だろうが民主主義だろうがツケを払うのが民衆である事に変わりはない。王など首を跳ねられてお気楽なものである。


投票した分だけ、文句が言い辛いように出来ている。民主主義は、実は恐ろしい制度だ。


こいつが悪い、と言われるのは、乃ちスケープゴートである。責任を取るとは、羊になるという事だ。責任は執らせなければいけないのに。

 

投票しなかった人には意見を言う権利がない。投票した人には文句を言う先がない。ただ、注文を付ける事だけができる。それだけが民主主義の画期性なのかな。よく出来たシステムと感心する。