再編を主導 小沢一郎のシナリオ

昔、新進党の党首選挙に1000円を払って投票した記憶がある。これは小沢一郎が選挙に勝てば連立、負ければ民主分裂というシナリオである。

 

政界再編だの、大連立などに期待をする訳もない。そんな勢力もあるようだが、寝言、寝言。器を変えるだけで料理が美味しくなる訳がない。

 

これは、何だろう。ここで小沢一郎が立つ理由とは。

 

もし地検が動いていなかったら、民主党の最初の首相は小沢一郎だったかも知れない。そのツケをここで払ってもらおうか、という腹積もりか。

 

もし鳩山由紀夫がもっと穏健で妥当な政府運営をしていれば、今回の代表選挙は必要なかった。その後始末は必要、という事か。

 

もし菅直人が消費税云々を言わなかったら、参議院選挙に勝利していたかも知れない。それでもこれで戦うか、と言う事か。

 

もし菅直人で駄目なら、次の小沢一郎ならやってくれるかも知れない。それでも駄目ならまた次がある、という事か。

 

もし菅vs小沢の問題じゃないなら、民主じゃダメということかも知れない。真空地帯に入り込むなら早いもん勝ち、と言う事か。

 

もし二大政党が最大の目標であったのなら、あの日に小沢一郎は死んでいたかも知れない。では死に場所を求めている、と言う事か。

 

もし小沢派の権力闘争なら、小沢は西郷隆盛になる気かも知れない。全てを道連れに、もうここらでよか、という事か。

 

もし小沢一郎の権力志向に過ぎないなら、随分ともたもたとしているかも知れない。鳩山由紀夫を傀儡とするあれの繰り返しか、そういう事か。

 

もし民主党分裂でも構わないのかと聞かれたら、屈服は出来ないかも知れない。それでも、構わんよ、という事か。

 

もし小沢一郎鳩山由紀夫を連れて出て行ったら、お金の心配は不要だろう。鳩山邦夫がいるから、という事か。

 

もし小沢一郎と組むか、その抜けた穴に入り込むか、どちらの選択がハイリターンかと問われたら、答えは一択であろう。いや、抜けた穴に入るほうがローリスク、という事か。

 

もし検察の追及をかわすための個人的動機が一番だとしたら。検察諸君は全員東京湾に浮かぶ、という事か。

 

もしかわし切れなかったら、今度は逮捕かも知れない。検察を力づく押さえつけた者が次の後継者、という事になる。どうやって?

 

もし海外勢力がそれをやったのなら、それは内政干渉であろう。ハニートラップに引っ掛かった奴が悪い、という事か。

 

もしハニートラップでも、平然としてる奴は強い気がする。それでも命は危ないよ、と言う事か。

 

もし命も恐れなければ、そいつは強いかも知れない。それが後継者、という事か。

 

もし影をみて驚いているのだとしたら、雷山鳴動かも知れない。鼠はペスト持ってるが何か、という事か。

 

もし化けたら、小沢一色になれるかも知れない。どこかで見た小泉純一郎、と言う事か。

 

もし小沢一郎がくじ引きなら、買うかどうかは博打でしかない。馬でさえ分からぬ人は尚更、という事か。

 

もし天があるのなら、生かされている限りは何かあるかも知れない。とりあえず楽しもう、という事か。