死刑囚を見送った「別れの朝」

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死刑を行う場所はコンクリートに囲まれて外界とは一切が遮断されている。コンクリートが最後に見る風景とはあまりにも殺風景で非人道的である。

 

せめて空を見ながら死ねるように、工夫をすべきであろう。可能なら屋外で執行する、キリストでさえ空の下であるから神になれたのだから。それも罰のうち、と言われたらそれまでですが。

 

東京拘置所:刑場初公開 執行、脳裏から消えず 「別れの朝」に立ち会った元検事

 

別れの朝、とはかっこいいタイトルである。もうドラマのように。日本の死刑囚はそれ相応の犯罪を犯している(冤罪は除く)。被害者の家族が「別れの朝」ならまだしも。

 

そろそろ人死を求め始めた頃か。視聴率を取るならローマのコロッセウムを欲するか。999にもそんな話があった。霧の葬送惑星である。

 

そういや明日は24時間のマラソンがある。膝を痛めて100km、炎天下、練習不足、熱射病の危険。歩道で倒れるシーンの再生、走りゆく救急車のバック、スタッフの悲痛な面持ち。泣き崩れる司会者、目が赤い女性のアップ。


声がつまって歌えないサライ。女神化されてゆく彼。

 

頑張るって、そういうのを求めているんだろう。