結局、社民党と連立を組んでいる以上、全ては連立を長引かせるための方策だったのである。普天間基地の国外だ、県外だ、と言い続ける事で連立を安定させ、重要法案を円満に通してきた。恐るべし鳩山由紀夫。
鳩「ふう、なんか寂しいね、解消となるのはやっぱり」
一「仕方ないよ、もう選挙に向けて時間ないし」
鳩「そうだね、重要法案もあらかた通したし、ここらが限界だね」
一「悪いね、貧乏くじ引かせて」
鳩「いいさ、いいさ、やるだけはやったよ」
一「ありがとう」
鳩「でも、思った以上に評判が悪くなっちゃったよ」
一「気にしなくても大丈夫だと思うよ。自民党だって、対応は散々だったけど選挙をすれば勝つんだから。」
鳩「マスコミ操作は、小泉純一郎みたいには上手くできないね」
一「それ以前にあんな恥ずかしい演説は言えないよ、俺は」
鳩「ナルシストかな、自分を大きくみせたいってのもあるだろうし」
一「それで、どこまでが本気だったの?県外」
鳩「外部省とか防衛省がそういう案もってきたら乗るつもりだったんだけどね」
一「岡田克也も北澤俊美も早い時期から辺野古って言ってたもんなぁ」
鳩「あれはきつかった。もう少し裏読みもして欲しかったな」
一「連立の事も考えて動いて欲しかったね」
鳩「うん、辺野古に傾いたら連立解消に走るのは目に見えてたんだから」
一「それとのバランスとるのが難しかったんじゃない?」
鳩「大丈夫、腹案があったから(笑)」
一「でも絵にかいた餅だったねぇ」
鳩「うん、でもそれに乗った僕が悪いんだ、人を見る目がなかったという結論さ」
一「さて、選挙だよ、投票率を思いっきり下げる方法を考えないといけない」
鳩「それは僕は好きになれないけど、おまかせするわ」
一「北朝鮮の動きが気になるけど、拉致された人でも取り返せればねぇ」
鳩「うん、それができれば一番いいんだけど難しそうだよ」
一「とりあえず、マスコミ相手にはもう少し頼むよ」
鳩「自分としては本当はそうせい候が合っていると思うんだけどね」
一「参議院にもし勝てばそれも実現できるかもね」
鳩「勝利だけを見ていると、勝つ事以外には何の価値もないけれど、それをやめれば、負けにも色々な負け方がある。勝てなくても負けないやり方はある」
一「できれば勝ちたい、連立はもう無理だとしても」
鳩「党内の方も頼むよ」
一「うん、みんなに理解してもらってせいぜい煽ってもらいたいものさ」